【Excel】合計の出し方 SUM関数の使い方
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2016-02-25 2019-07-18
- Keyword
- Excel
- 合計
- 出し方
- SUM関数
- 使い方
- 範囲指定
【Excel】合計の出し方 SUM関数の使い方
- 「エクセルで合計の出し方が解らない」
- 「合計の表示する関数は?」
- 「合計の範囲指定の方法は?」
これらを解決するのがSUM関数です。
この記事を読めば、エクセルで合計の出し方や合計を表示する関数の疑問や問題を解決できます。
更に、SUM関数のショートカットボタンとショートカットキー、SUM関数で引き算する方法も解説します。
説明に使ったエクセルファイルです。ダウンロードして自身の端末で確認してみてください。
この記事の目次
1.【知識】エクセルで合計の出し方
エクセルで合計を出したい場合は、SUM関数を使うのが一般的です。
SUM関数は「サム カンスウ」と読みます。
これは英単語の「sum」の意味は「合計、総数、全体、概要、大意」などを持っています。
2.【基礎】SUM関数の基本構文と引数に指定する内容
対応バージョン
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
SUM関数の基本構文
SUM関数の基本構文は、以下の様に指定します。
=SUM(数値)
SUM関数の引数に指定する内容
SUM関数の引数には合計を求めたい数値を指定します。
この数値は、セル番地やセル範囲を指定するのが一般的です。
また、計算式や関数を指定することもよくあります。
但し、引数に文字列(”ひらがな/カタカナ/英字/漢字”)や論理値(TURE/FALSE)を指定しても計算では無視されます。
SUM関数に指定できる引数の数
引数の最大は255個
SUM関数に指定できる引数は「,」(カンマ記号)で区切れば最大255個まで指定できます。
引数の最小は1個
また、最低1つは引数を指定しないと、エクセルに弾かれてしまい、SUM関数の入力が確定しません。
マイナス値があっても合計することは可能
SUM関数の範囲指定にマイナス値が含まれる場合でも、合計は問題なく計算されます。
難しく考える必要は一切ありません。安心してマイナス値をSUM関数に渡して下さい。
3.【実践】さまざまな範囲指定でSUM関数を使う
SUM関数では合計の対象とする”範囲指定”さまざまな指定が出来ます。
ここでは、以下の種類の範囲指定の方法を説明します。
- 3-1.縦に繋がったセル範囲の指定「セルC2~C5」
- 3-2.横に繋がったセル範囲の指定「セルB3~E3」
- 3-3.縦と横に繋がったセル範囲の指定「セルB3~F5」
- 3-4.離れた場所にあるセル番地の指定「セルB3、セルD3、セルF3」
- 3-5.離れた場所にある繋がったセル範囲の指定「セルA2~D2、セルA5~D5、セルA8~D8」
- 3-6.別シートにあるセル範囲の指定「別シートのセルB2~E3」
縦に繋がったセル範囲の指定「セルC2~C5」
=SUM(C2:C5)
横に繋がったセル範囲の指定「セルB3~E3」
=SUM(B3:E3)
縦と横に繋がったセル範囲の指定「セルB3~F5」
=SUM(B3:F5)
離れた場所にあるセル番地の指定「セルB3、セルD3、セルF3」
=SUM(B2,D3,F3)
離れた場所にある繋がったセル範囲の指定「セルB3~B5、セルD3~D5、セルF3~F5」
=SUM(B3:B5,D3:D5,F3:F5)
別シートにあるセル範囲の指定「別シートのセルB2~E3」
=SUM(別シート!B2:E3)
範囲の指定の方法まとめ
- ・セル範囲:「左上セル番地:右下のセル番地」の様にセル番地を「:」(コロン記号)で繋げる
- ・セル番地:「セル番地,セル番地,セル番地」の様に、セル番地を「,」(カンマ記号)で繋げる
- ・別シート:「シート名!セル番地」の様に、シート名とセル番地を「!」(ビックリマークで)で繋げる
4.【応用】SUM関数で引き算する方法
SUM関数は、足し算で合計を求める関数です。
引き算を求めるSUM関数は、残念ながらエクセルに用意されていません。
但し、SUM関数を使って引き算することは可能です。
以下の様に「セルB3の売り上げ」から「セルC3~E3の経費の合計」を引けば、全ての経費を引き算したことになります。
=B3-SUM(C3:E3)
5.【機能】SUM関数のショートカットボタンとショートカットキー
SUM関数は他の関数と違い、使用頻度が高いのでショートカット「ボタン」や「キー」が用意されています。
暗記する必要はありませんが、知っておくと役立つ場合があるかもしれませんので、念のため紹介します。
SUM関数のショートカットボタン
ショートカットボタンの場所
SUM関数のショートカットボタンはエクセルの画面右上にあります。
ショートカットボタンを使う手順
このショートカットボタンの使う手順は、以下になります。
- 【手順①】合計を表示したいセルを選ぶ
- 【手順②】[オートSUMボタン]をクリックする(SUM関数が範囲指定待ちになる)
- 【手順③】合計したいセル範囲を指定する
- 【手順④】【Enter】キーを押してSUM関数を確定する
SUM関数のショートカットキー
このショートカットキーを使う手順は、以下になります。
- 【手順①】合計を表示したいセルを選ぶ
- 【手順②】【Alt】+【Shift】+【=】キーを押す(SUM関数が範囲指定待ちになる)
- 【手順③】合計したいセル範囲を指定する
- 【手順④】【Enter】キーを押してSUM関数を確定する
※画像引用元:www.sharots.com
まとめ
このページでは、エクセルの「合計の出し方/SUM関数の使い方」について、以下を解説してきました。
- ・エクセルで合計の出し方はSUM関数が便利。マイナス値も問題なく計算できる。
- ・SUM関数の基本構文は「=SUM(数値)」。引数には合計したい数値を指定する。
- ・SUM関数はさまざまな範囲指定(繋がった/離れた/別シートのセル番地/セル範囲)で合計できる。
- ・エクセルにはSUM関数の引き算バージョンは無いが、SUM関数を使っても引き算が可能。
- ・SUM関数はショートカットボタン「オートサムボタン」、ショートカット【Alt】+【Shift】+【=】が便利。
ご理解いただけましたでしょうか?
次は、あなたが実際にエクセル上で実際に作業してみて下さい。 自分の手を動かすことが、パソコンスキル向上の近道です。
この記事は以上です。