【Excel】CEILING関数-数値を基準値の倍数に切り上げる関数-
約~分
(約文字)
2020-10-21
- Keyword
- Excel
- CEILING関数
- 基準値
- 倍数
- 数値
- 切り上げ
CEILING関数とは
エクセルの「CEILING関数」は指定された基準値の倍数に数値を切り上げる関数です。
例えば、「642円の商品価格を設定するとき端数を出さないよう5円単位で切り上げる」などに利用するのが「CEILING関数」です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=CEILING(数値,基準値)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
数値 | 必須 | 切上げの対象となる数値を指定します。 |
基準値 | 必須 | 倍数の基準となる数値を指定します。 |
CEILING関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・数値の符号に関係なく、切り上げられた値の絶対値は、数値より大きくなります。 指定された数値が基準値の倍数と等しい場合は、数値は丸められずにその値が返されます。
- ・数値と基準値がどちらも負の数である場合、値は小さい方 (0から遠い方) の数値に切り上げられます。
- ・数値が負の数で、基準値が正の数である場合、値は大きい方 (0に近い方) の数値に切り上げられます。
CEILING関数の使用例
2.5を基準値である1の最も近い倍数に切り上げます。
=CEILING(2.5,1)
=3
1.5を基準値である0.1の最も近い倍数に切り上げます。
=CEILING(1.5,0.1)
=1.5
-2.5を基準値である2の最も近い倍数に切り上げます。
=CEILING(-2.5,2)
=-2
-2.5を基準値である-2の最も近い倍数に切り上げます。
=CEILING(-2.5,-2)
=-4
0.234を基準値である0.01の最も近い倍数に切り上げます。
=CEILING(0.234, 0.01)
=0.24
関連する関数
- CEILING関数:数値を基準値の倍数に切り上げる関数
- CEILING.MATH関数:数値を基準値の倍数に切り上げる関数(数値が負の場合に丸め方向の指定が可能)
- CEILING.PRECISE関数:数値を基準値の倍数に切り上げる関数(数値は正負に関係なく切り上げられる)
- ISO.CEILING関数:数値を基準値の倍数or最も近い整数に切り上げる関数