【Excel】CONCATENATE関数-ふたつ以上の文字列をひとつの文字列に結合する-


(約文字)

2019-08-05

  • Keyword
  • Excel
  • CONCATENATE関数
  • 文字列
  • 結合
  • 連結

CONCATENATE関数とは

エクセルの「CONCATENATE関数(読み方:コンカテネート)」はふたつ以上の文字列をひとつの文字列に結合する関数です。

簡単に言えば、「文字と文字を繋げる」関数です。

  • ・二つのセルに分かれて入力している郵便番号の上3桁と下4桁を結合する
  • ・苗字(姓)と名前(名)に分かれている名前を連結して氏名欄に表示させる
  • ・”作成日”と今日の日付を連結して表示させる(ファイルを開いている日付が自動表示)

この様な場合に利用するのが「CONCATENATE関数」です。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=CONCATENATE(文字列 1[,文字列2]...)

引数要否内容
文字列1必須/結合する最初の項目です。この項目には、テキスト値、数字、セル参照のいずれかを指定できます。
文字列2[省略可]結合するその他の文字列です。最大で255個の項目、合計8,192文字を指定できます。

ポイント

計算演算子アンパサンド(&)を使うと、CONCATENATE関数を使わずに、複数のテキスト項目を結合できます。 たとえば、=A1&B1は、=CONCATENATE(A1,B1)と同じ値を返します。 多くの場合、計算演算子アンパサンド(&)を使う方がCONCATENATE関数を使うよりも、文字列をすばやく簡単に作成できます。

出典:Microsoft - Office サポート

CONCATENATE関数の解説

問題説明
結果文字列に二重引用符が表示される隣接するテキストアイテムを区切るには、カンマを使用します。 たとえば、Excel は = コンカチネート ("Hello" "World") として、追加のクォーテーションマークで "Hello" のように表示します。テキスト引数の間にはカンマが省略されています。数字の場合、二重引用符は必要ありません。
複数の単語が混ざってしまう別々のテキストエントリ間にスペースを指定せずに、テキストエントリは一緒に実行されます。 連結式の一部として余分なスペースを追加します。 これを行うには 2 つの方法があります。方法①テキスト エントリの間に二重引用符で囲んだ空白文字を追加します。 例: =CONCATENATE("Hello", " ", "World!")。方法②Text 引数の後にスペースを追加します。 例: = コンカチネート ("Hello", "World!") 文字列 "Hello" の余分なスペースが追加されています。
想定される結果ではなく、#Name? エラーが表示される。#NAME? は、通常、テキスト引数に二重引用符がないことを意味します。
出典:Microsoft - Office サポート

CONCATENATE関数の使用例

郵便番号を連結させる

セルA2とB2に入力された郵便番号を繋げて表示させるには、以下の様に指定します。(例えば、〒123-4567)

=CONCATENATE("〒",A2,"-",B2)

姓と名を連結させる

セルA2と入力された”姓”とセルA3に入力された”名”を連結させて、姓と名の間に空白スペースを入れて、更に”名”の後ろには”様”を追加して表示するには、以下の様に指定します。(例えば、山田 太郎様)

=CONCATENATE(A2," ",A3,"様")

日付と文字列を連結させる

文字列”作成日”と今日の日付を連結して表示させるには、以下の様に指定します。(例えば、作成日:2019/08/25)

=CONCATENATE("作成日:",TEXT(TODAY(),"yyyy/mm/md"))

連結した文字列の途中でセル内改行する

連結した文字列を改行したい場合は、以下の様に指定します。

①セルの書式で”折り返して全体を表示にする”と設定

②=CONCATENATE(セル番地,CHAR(10),セル番地)

注意事項

重要:Excel2016、ExcelMobile、Web用Excelの場合、この関数はCONCAT関数に置き換えられています。 CONCATENATE関数は、引き続き下位互換性がありますが、今後はCONCATを使用することを検討する必要があります。 これは、CONCATENATEがExcelの将来のバージョンで利用できない可能性があるためです。

出典:Microsoft - Office サポート

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