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【Excel】IPMT関数-ローンの内、金利に相当する額を返す関数を求める-


(約文字)

2020-04-17

【Excel】IPMT関数-ローンの内、金利に相当する額を返す関数を求める-

【Excel】IPMT関数-ローンの内、金利に相当する額を返す関数を求める-

IPMT関数とは

エクセルの「IPMT関数」はローンの内、金利に相当する額を返す関数です。

まず結論

IPMT関数を使うと、ローンの内、金利に相当する額を求めることができます。まずは利率、期の意味を押さえ、使用例と注意点を確認すると実務で使い分けやすくなります。

  • このページで分かること
  • IPMT関数でできることと基本の使いどころ
  • 構文と引数の意味
  • IPMT関数の使用例

補足:このページの URL は旧表記との互換性を保つために `impt.html` のままですが、関数名の正式表記は `IPMT` です。

定額の支払いを、定期的に行い、利率が一定と仮定し、指定された期に支払われるローンの金利を求めたい場合などに利用します。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=IPMT(利率,期,期間,現在価値,[将来価値],[支払期日])

引数 必要性 内容
利率 必須 期間を通じ一定の利率を指定します。
必須 金利の支払額を求めたい期を1~"期間"の範囲で指定します。
期間 必須 期間全体での支払回数の合計を指定します。
現在価値 必須 将来行われる一連の支払いを、現時点で一括払いした場合の合計金額を指定します。
[将来価値] [省略可] 最後の支払いを行った後に残る現金の収支を指定します。省略すると、0を指定したと見なされます(例えば、ローンの場合は、将来価値は0になります)。
[支払期日] [省略可] いつ支払いが行われるかを、数値の0or1で指定します。0を指定したと見なされます。
支払期日 支払いが行われる時期
0 各期の期末
1 各期の期首

IPMT関数の解説

  • ・利率と期間内支払回数を指定するときは、時間単位を一致させる必要があります。例えば、年利6%の5年ローンを月払いで返済する場合、利率には6%÷12=0.5(%)を、期間内支払回数には5×12=60(月)を指定します。 また、これと同じローンを年払いで返済する場合は、利率に6(%)、期間内支払回数に5(年)を指定します。
  • ・すべての引数に関して、定額預金の支払いのような出金は負の数で表し、配当金のような入金は正の数で表します。
出典:Microsoft - Office サポート

IPMT関数の使用例

データ 説明
12% 年利
1 金利の支払額を求める期
5 返済期間
8000000 ローンの現在価値

上のデータに対する、ローンの最初の月の金利支払額を求めます。

=IPMT(A2/12, A3, A4*12, A5)

=-80000

上のデータに対する、同じ期間のローンに対する、最後の年の金利支払額を求めます。但し、支払いは年単位で行われるものとします。

=IPMT(A2, 5, A4, A5)

=-237780

関連する関数

  • CUMIPMT関数:指定した期間に貸付金に対して支払われる利息の累計を求める
  • CUMPRINC関数:ローンに対して支払われる元金の累計を求める
  • PMT関数:ローンや積立の定期支払額を求める
  • PPMT関数:ローンに対する元金を求める

よくある質問

Q. IPMT関数は何をするときに使いますか?

IPMT関数は、ローンの内、金利に相当する額を求めるときに使います。 とくに CUMIPMT関数 など近い関数との違いを合わせて押さえると、使い分けしやすくなります。

Q. IPMT関数がうまく動かないときは何を確認すればよいですか?

まず 利率、期 の指定方法を見直し、利率と回数の単位、支払期日、入出金の符号 を確認してください。

よくある失敗例・エラー対処

IPMT関数で期待通りの結果にならないときは、次の点を確認してください。

  • 利率、期 の指定が関数の仕様どおりか確認する
  • 入金と出金の符号が意図どおりに設定されているか確認する
  • 支払期日や現在価値・将来価値の前提が合っているか確認する

まとめ

このページでは、IPMT関数について以下を確認しました。

  • ・IPMT関数でできることと基本の使いどころ
  • ・構文と引数の意味
  • ・IPMT関数の使用例