【Excel】FREQUENCY関数-頻度分布を縦方向の数値の配列として返す関数-
約~分
(約文字)
2021-06-21
- Keyword
- Excel
- FREQUENCY関数
- 頻度分布
- 数値
- 配列
FREQUENCY関数とは
エクセルの「FREQUENCY関数」は頻度分布を縦方向の数値の配列として返す関数です。
例えば、試験の成績の範囲内に含まれる頻度の分布を調べることができます。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=FREQUENCY(データ配列,区間配列)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
データ配列 | 必須 | 頻度分布の計算対象となる値セットの配列またはこのセットへの参照を指定します。値が含まれていない場合は、0の配列が返されます。 |
区間配列 | 必須 | 区間配列の値をグループ化する間隔の配列またはこの間隔への参照を指定します。値が含まれていない場合は、データ配列に指定した要素の数が返されます。 |
FREQUENCY関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・FREQUENCY関数は配列が返されるため、配列数式として入力する必要があります。
- ・返される配列の要素の数は、区間配列に指定された要素の数より1大きい値です。返された配列のその余分な要素は、最大間隔を超えた値があればその個数を返します。例えば、3つのセルに入力された3つの範囲(間隔)の値をカウントするときは、FREQUENCYを4つのセルに入力して結果を得るようにします。その余分なセルは、3つ目の間隔値を超える、データ配列内の値の個数を返します。
- ・引数として指定した配列またはセル範囲に空白セルまたは文字列が含まれている場合、これらは無視されます。
注意事項
365バージョンを使用している場合は、出力範囲の左上のセルに式を入力しENTERキーを押して、式を動的な配列の数式として確定することができます。 他バージョンを使用している場合、最初に出力範囲のセルを選択し、出力範囲の左上のセルに数式を入力し、CTRL+SHIFT+ENTERキーを押して確定し、従来の配列数式として数式を入力する必要があります。(数式の先頭と末尾に配列数式を示す中かっこが自動挿入されます。)
FREQUENCY関数の使用例
点数 | 範囲 |
---|---|
79 | 70 |
85 | 79 |
78 | 89 |
85 | |
50 | |
81 | |
95 | |
88 | |
97 |
上のデータに対する、70点以下の点数の数を求めます。
=FREQUENCY(A2:A10,B2:B4)
=1
上のデータに対する、71点から79点までの点数の数を求めます。
=FREQUENCY(A2:A10,B2:B4)
=2
上のデータに対する、80点から89点までの点数の数を求めます。
=FREQUENCY(A2:A10,B2:B4)
=4
上のデータに対する、90点以上の点数の数を求めます。
=FREQUENCY(A2:A10,B2:B4)
=2