【Excel】T.TEST関数-t検定における確率を返す関数-
約~分
(約文字)
2022-08-29
- Keyword
- Excel
- T.TEST関数
- t検定
- 確率
T.TEST関数とは
エクセルの「T.TEST関数」はt検定における確率を返す関数関数です。
TEST関数を利用すると、2つの標本が、平均値の等しい母集団から取り出されたものであるかどうかを確率的に予測することができます。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
=T.TEST(配列1,配列2,尾部,検定の種類)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
配列1 | 必須 | 対象となる一方のデータ。 |
,配列2 | 必須 | 対象となるもう一方のデータ。 |
尾部 | 必須 | 計算方法を数値で指定します。「1」を指定すると片側分布の値が計算されます。「2」を指定すると両側分布の値が計算されます。 |
検定の種類 | 必須 | 実行する t 検定の種類を数値で指定します。 |
検定の種類 | 働き |
---|---|
1 | 対をなすデータのt検定 |
2 | 等分散の2標本を対象とするt検定 |
3 | 非等分散の2標本を対象とするt検定 |
T.TEST関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・配列 1 と配列 2 のデータの個数が異なるとき、検定の種類に 1 を指定すると、エラー値#N/Aが返されます。
- ・尾部と検定の種類に小数点以下の値を指定しても切り捨てられます。
- ・尾部または検定の種類に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・尾部に 1 または 2 以外の数値を指定すると、エラー値#NUM!が返されます。
- ・T.TEST は、配列 1 と配列 2 のデータを使用して、負以外の t 統計を計算します。 tails=1 の場合、配列 1 と配列 2 が同じ平均を持つ母集団からのサンプルであるという仮定の下で、T 統計の値が大きい確率が返されます。 tails=2 のときに T.TEST によって返される値は、tails=1 のときに返される倍数であり、"同じ母集団の意味" の仮定の下で t 統計の高い絶対値の確率に対応します。
T.TEST関数の使用例
データ | 説明 |
---|---|
3 | 6 |
4 | 19 |
5 | 3 |
8 | 2 |
9 | 14 |
1 | 4 |
2 | 5 |
4 | 17 |
5 | 1 |
上のデータに対する、スチューデントのt検定の対をなすデータの両側分布に従う確率を求めます。
=T.TEST(A2:A10,B2:B10,2,1)
=0.196016
注意事項
重要:この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい1つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excelの将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。
出典:Microsoft - Office サポート
より新しい「●●関数」「●●関数」の利用を推奨します。
- RAD(弧度法)→DEG(度数法):RADIANS単位の角度に「180/PI()」を掛ける or DEGREES関数の引数にRADIANS単位の角度を指定する
- DEG(度数法)→RAD(弧度法):DEGREES単位の角度に「PI()/180」を掛ける or RADIANS関数の引数にDEGREES単位の角度を指定する