【Excel】ZTEST関数-z検定の片側P値を求める-


(約文字)

2019-10-09

  • Keyword
  • Excel
  • ZTEST関数
  • z検定
  • 片側P値

ZTEST関数とは

エクセルの「ZTEST関数(ゼット・テスト)」はz検定の片側P値を返す関数です。

ZTEST 関数は、指定した仮説の母集団平均μ0について、配列で指定されたデータの観測値平均(観測された標本平均)よりも標本平均が大きくなる確率を返します。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=ZTEST(配列,X,[σ])

引数必要性内容
配列必須x の検定対象となるデータを含む数値配列またはセル範囲を指定します。
X必須検定する値を指定します。
[σ][省略可]母集団全体に基づく標準偏差を指定します。省略すると、標本に基づく標準偏差が使用されます。

ZTEST関数の解説

  • ・配列にデータが含まれていない場合、エラー値#N/Aが返されます。
  • ・ZTESTは、基になる母集団の平均がμ0であるとき、観測値 AVERAGE(配列)よりも標本平均が大きくなる確率を表します。正規分布の対称性から、AVERAGE(配列) <μ0である場合は、0.5より大きい値が返されます。
  • ・次の数式を使用すると、基になる母集団の平均がμ0であるときに、AVERAGE(配列)よりもμ0から(どちらかの方向に)離れた標本平均が得られる両側の確率を計算できます。
  • ・=2*MIN(ZTEST(配列,μ0,σ),1-ZTEST(配列,μ0,σ))
出典:Microsoft - Office サポート

注意事項

重要:この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい1つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excelの将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。

出典:Microsoft - Office サポート

より新しい「Z.TEST関数」の利用を推奨します。

関連する関数