【Excel】FDIST関数-2組のデータの(右側)F分布のばらつきを求める-


(約文字)

2019-08-19

  • Keyword
  • Excel
  • FDIST関数
  • F分布
  • ばらつき
  • 自由度

FDIST関数とは

エクセルの「FDIST関数(エフ・ディストリビューション:F Distribution)」は2組のデータの(右側)F分布のばらつきを返す関数です。

簡単に言えば、「2組のデータを比較して、ばらつきに差異があるかどうか」を求める関数です。

  • ・入試で男子と女子の点数を調べ、男子と女子で点数のばらつきが異なるかどうかを判断する。

この様な場合に利用するのが「FDIST関数」です。

構文と引数

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  • 2010
  • 2007

=FDIST(x,自由度1,自由度2)

引数必要性内容
x必須関数に代入する値を指定します。
自由度1必須自由度の分子を指定します。
自由度2必須自由度の分母を指定します。

FDIST関数の解説

  • ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
  • ・x に負の数を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。
  • ・自由度1 または自由度2 に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
  • ・自由度1 < 1 または自由度1 ≧ 10^10 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
  • ・自由度2 < 1 または自由度2 ≧ 10^10 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
  • ・FDIST 関数は、FDIST=P( F > x ) で計算されます (F は、自由度1 および自由度2 で F 確率分布を持つ確率変数)。
出典:Microsoft - Office サポート

注意事項

重要: この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい 1 つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excel の将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。

出典:Microsoft - Office サポート

より新しい「F.DIST関数」「F.DIST.RT関数」の利用を推奨します。

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