【Excel】F.DIST関数-F分布の確率関数の値を返す関数-
約~分
(約文字)
2021-05-10
- Keyword
- Excel
- F.DIST関数
- F分布
- 確率関数
F.DIST関数とは
エクセルの「F.DIST関数」はF分布の確率関数の値を返す関数です。
この関数を使用すると、2組のデータのばらつきの差異があるかどうかを判断できます。例えば、高校入試の男子と女子の点数を調べ、男子と女子のばらつきが異なるか判断できます。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
=F.DIST(X,自由度1,自由度2,関数形式)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
X | 必須 | 関数に代入する値を指定します。 |
自由度1 | 必須 | 自由度の分子を指定します。 |
自由度2 | 必須 | 自由度の分母を指定します。 |
関数形式 | 必須 | 計算に使用する関数形式を論理値で指定します。TRUEを指定すると累積分布関数の値が返され、FALSEを指定すると確率密度関数を返します。 |
F.DIST関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・Xに負の数を指定すると、エラー値#NUM!が返されます。
- ・自由度1または自由度2に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
- ・自由度1<1の場合、エラー値#NUM!が返されます。
- ・自由度2<1の場合、エラー値#NUM!が返されます。
F.DIST関数の使用例
データ | 説明 |
---|---|
15.2069 | 関数に代入する値 |
6 | 自由度の分子 |
4 | 自由度の分母 |
上のデータに対する、累積分布関数を使ったFの確率を求めます。
=F.DIST(A2,A3,A4,TRUE)
=0.99
上のデータに対する、確率密度関数を使ったFの確率を求めます。
=F.DIST(A2,A3,A4,FALSE)
=0.0012238
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