【Excel】FLOOR関数-数値を指定された桁数で切り捨てた値を求める-


(約文字)

2019-08-21

  • Keyword
  • Excel
  • FLOOR関数
  • 基準値
  • 倍数
  • 切り捨て

FLOOR関数とは

エクセルの「FLOOR関数(フロア)」は数値を指定された桁数で切り捨てた値を返す関数です。

詳しく言えば「指定された基準値の倍数に最も近くて0に近い値に切り捨てる」関数です。

  • ・●●

この様な場合に利用するのが「FLOOR関数」です。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=FLOOR(数値, 基準値)

引数必要性内容
数値必須丸めの対象となる数値を指定します。
基準値必須倍数の基準となる数値を指定します。

FLOOR関数の解説

  • ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・数値が正で基準値が負の場合、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・数値の符号が正の場合、値は切り捨てられ、0の方に近い値に調整されます。
  • ・数値の符号が負の場合、値は切り捨てられ、0から離れた値に調整されます。
  • ・指定された数値が基準値の倍数と等しい場合は、数値は丸められずにその値が返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

FLOOR関数の使用例

数値の切り捨て

「98」を「25」の倍数で切り捨てる場合は、以下の様に指定します。

=FLOOR(99,25)

答えは75になります。

時間の切り捨て

退勤時間などで「18時50分」を「15分」の倍数で切り捨てる場合は、以下の様に指定します。

=FLOOR("18:50","0:15")

答えは18:45になります。もし「0.78125」と表示されてしまう場合は、セルの書式設定を”時刻”に設定して下さい。

関連する関数

  • CEILING関数:基準値の倍数のうち、絶対値に換算して最も近い値に切り上げられた数値を求める