【Excel】HLOOKUP関数-テーブル(配列)の上端行で特定の値を検索し、対応するセルの値を返す関数-


(約文字)

2020-08-19

  • Keyword
  • Excel
  • HLOOKUP関数
  • テーブル
  • 配列
  • 上端行
  • 検索
  • 対応
  • セル値

HLOOKUP関数とは

エクセルの「HLOOKUP関数」はテーブル(配列)の上端行で特定の値を検索し、対応するセルの値を返す関数です。

  • 比較値が検索データ(配列)の上端の行にある場合は、HLOOKUP関数を使用します。(Hはhorizontal=横方向の意味です。)
  • 比較値が検索データ(配列)の左側の列にある場合は、VLOOKUP関数を使用します。(VはVertical=縦方向の意味です。)

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=HLOOKUP(検索値,範囲,行番号,[検索の型])

引数必要性内容
検索値必須テーブル(配列)の上端行で検索する値を指定します。 値、参照、文字列を指定します。
範囲必須データを検索する情報のテーブル(配列)を指定します。 セル範囲への参照、セル範囲名を使用します。範囲の上端行の列のデータは、文字列、数値、論理値のいずれでもかまいません。検索の型にTRUEを指定した場合、範囲の上端行の列のデータは、昇順で配置しておく必要があります。検索の型に FALSE を指定した場合、範囲を並べ替える必要はありません。英字の大文字と小文字は区別されません。
行番号必須一致する値を返す、範囲内の行番号を指定します。 1を指定すると、範囲の最初の行の値が返され、2を指定すると、範囲の2番目の行の値が返され、以降同様に処理されます。 行番号が1より小さい場合、エラー値#VALUE!が返され、行番号が範囲の行数より大きい場合は、エラー値#REF!が返されます。
[検索の型][省略可]検索値と完全一致する値だけを検索するか、近似値を含めて検索するかを論理値で指定します。TRUE又は省略した場合は近似値が返されます(つまり、完全一致する値が見つからない場合は、検索値未満の最大値が使用されます)。FALSEを指定した場合は完全一致する値が検索されます(完全一致する値が見つからない場合は、エラー値#N/Aが返されます)。

HLOOKUP関数の解説

  • ・検索の型にTRUEを指定し、検索値が見つからない場合は、検索値未満で最も大きい値が使用されます。
  • ・検索値が範囲の上端行の最小値より小さい場合、エラー値#N/Aが返されます。
  • ・検索の型がFALSEで検索値が文字列の場合、検索値で疑問符(?)またはアスタリスク(*)をワイルドカード文字として使用できます。ワイルドカード文字の疑問符(?)は任意のひと文字を表し、アスタリスク(*)はひと文字以上の任意の文字列を表します。 ワイルドカード文字ではなく、通常の文字として疑問符(?)やアスタリスク(*)を検索したい場合は、その文字の前に半角のチルダ(~)を付けます。
出典:Microsoft - Office サポート

HLOOKUP関数の使用例

ベアリングボルト
449
5710
6811

上のデータの1行目で"ベアリング"を検索し、列Bの3行目の値を返します。

=HLOOKUP("ベアリング",A1:C4,3,FALSE)

=7

上のデータの1行目で"ベ"を検索し、同じ列の行 3 の値を返します。

=HLOOKUP("ベ", A1:C4, 3, TRUE)

=5(1行目に"ベ"に完全一致する値が見つからないので、1行目の中の"ベ"よりも小さい最大値である、列Aの"軸"が使用され3行目の5を返します。

関連する関数

  • HLOOKUP関数:配列の上端行で特定の値を検索し、対応するセルの値を返す
  • LOOKUP関数:ベクトル(1行又は1列で構成されるセル範囲)又は配列を検索し、対応するセルの値を返す
  • VLOOKUP関数:配列の左端列で特定の値を検索し、対応するセルの値を返す