【Excel】IFS関数-1つ又は複数の条件が満たされるかどうかを判定し、最初のTRUE(真)条件に対応する値を返す-


(約文字)

2020-07-28

  • Keyword
  • Excel
  • IFS関数
  • 条件
  • 最初
  • TRUE

IFS関数とは

エクセルの「IFS関数」は1つ又は複数の条件が満たされるかどうかを判定し、最初のTRUE(真)条件に対応する値を返す関数です。

IFS関数は、複数のネストしたIF関数に置き換えできるため、複数条件を読み込むのが簡単です。

構文と引数

  • 365
  • 2019

=IFS(条件1, 結果1, [条件2, 結果2], [条件3, 結果3],…)

IFS関数は、最大127個の条件をテストできます。但し、IFまたはIFS ステートメントで多くの条件をネストするのはおすすめしません。複数の条件は正確な順序で入力する必要があり、かつ、構築、テスト、更新を行うのが大変難しい場合があります。

引数必要性内容
条件1必須TRUE(真)またはFALSE(偽)に評価される条件です。
結果1必須条件1がTRUE(真)に評価された場合に返される結果です。空にすることができます。
条件2...条件127[省略可]TRUE(真)またはFALSE(偽)に評価される条件です。
結果2...結果127[省略可]条件NがTRUE(真)に評価された場合に返される結果です。各結果Nは、条件Nに対応します。空にすることができます。

IFS関数の解説

  • ・既定の結果を指定するには、最後の条件の引数に、TRUEを入力します。その他の条件のいずれにも満たない場合は、対応する値が返されます。
  • 条件の引数が対応する結果を入れずに指定されると、関数は"この関数に指定した引数が少なすぎます"というエラーメッセージが表示されます。
  • 条件の引数が評価され、TRUE(真)または(FALSE)偽以外の値に解決された場合、この関数は#VALUE!エラーを返します。
  • TRUE(真)条件が見つからない場合、この関数は#N/Aエラーを返します。
出典:Microsoft - Office サポート

IFS関数の使用例

成績
93

上のデータに対する、判定文字を求めます。

=IFS(A2>89,"A",A2>79,"B",A2>69,"C",A2>59,"D",TRUE,"F")

=A

関連する関数

  • COUNTIFS関数:指定された範囲に含まれるセルのうち、複数の検索条件に一致するセルの個数を返す関数
  • SUMIFS関数:セル範囲内で、複数の検索条件を満たすセルの値を合計する関数