【Excel】COUNTIFS関数-指定範囲で複数の検索条件に一致するセルの個数を返す関数-
約~分
(約文字)
2021-04-15
- Keyword
- Excel
- COUNTIFS関数
- 指定範囲
- 複数条件
- セルの個数
COUNTIFS関数とは
エクセルの「COUNTIFS関数」は指定範囲で複数の検索条件に一致するセルの個数を返す関数です。
要は、複数の範囲のセルに条件を適用し、全条件が満たされた回数をカウントするのが「COUNTIFS関数」です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
=COUNTIFS(条件範囲1,検索条件1,[条件範囲2,検索条件2],…)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
条件範囲1 | 必須 | 対応する検索条件の評価対象となる最初の範囲を指定します。 |
検索条件1 | 必須 | 対象となるセルを定義する条件を「数値」「式」「セル参照」「文字列」で指定します。例えば、条件は32、">32"、B4、"Windows"、"32"の様に指定します。 |
[条件範囲2],[検索条件2],... | [省略可] | 追加の条件範囲と検索条件です。最大127組指定可能です。 |
COUNTIFS関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・それぞれの条件範囲は、一度に1つのセルに適用されます。 関連する検索条件を満たす全ての最初のセルの数が1ずつ増加します。関連する検索条件を満たす全て2つ目のセルが1ずつ増加すると、もう一度すべてのセルが評価されるまで続けられます。
- ・検索条件の引数が空セルへの参照であった場合、空セルは0と見なされます。
- ・検索条件には、半角の疑問符(?)or半角のアスタリスク(*)をワイルドカード文字として使用することができます。ワイルドカード文字の疑問符は任意の1文字を表し、アスタリスクは1文字以上の任意の文字列を表します。
- ・ワイルドカード文字ではなく、通常の文字として疑問符やアスタリスクを検索する場合は、その文字の前に半角のチルダ(~)を付けます。
- ・各追加の条件範囲は、"条件範囲1"の引数と同数の「行」「列」が設定されている必要があります。条件範囲はお互いに隣接している必要はありません。
COUNTIFS関数の使用例
担当者 | Q1目標達成 | Q2目標達成 | Q3目標達成 |
---|---|---|---|
西脇 | ○ | × | × |
小田 | ○ | ○ | × |
須山 | ○ | ○ | ○ |
山本 | × | ○ | ○ |
西脇さんがQ1、Q2、Q3の期間で目標達成した回数を求めます。
=COUNTIFS(B2:D2,"=○")
=1
Q1とQ2の両方の目標達成した人数を求めます。
=COUNTIFS(B2:B5,"=○",C2:C5,"=○")
=2
Q1、Q2、Q3の期間で小田さんと山本さんが共に目標達成した回数を求めます。
=COUNTIFS(B5:D5,"=○",B3:D3,"=○")
=1
関連する関数
- COUNT関数:引数リストの各項目に含まれる数値の個数を返す関数
- COUNTA関数:引数リストの各項目に含まれるデータの個数を返す関数
- COUNTBLANK関数:指定範囲に含まれる空白セルの個数を返す関数
- COUNTIF関数:指定範囲で検索条件に一致するセルの個数を返す関数
- COUNTIFS関数:指定範囲で複数の検索条件に一致するセルの個数を返す関数