【Excel】MODE関数-最も頻繁に出現する値(最頻値)を求める-


(約文字)

2019-09-06

  • Keyword
  • Excel
  • MODE関数
  • 最頻値

MODE関数とは

エクセルの「MODE関数(モード)」は最も頻繁に出現する値(最頻値)を返す関数です。

  • ・サポートセンターに電話をかけるの最も頻繁に出現する番号を検索する。
  • ・小学生が毎月もらっているおこずかいの金額の中で、一番多く出てくる金額を求める。
  • ・10人のテストの点数において最頻値を求める。

この様な場合に利用するのが「MODE関数」です。

構文と引数

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  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=MODE.SNGL(数値1,[数値2],...)

引数必要性内容
数値1必須最頻値(モード)の計算の対象となる最初の数値を指定します。
[数値2][省略可]最頻値(モード)の計算の対象となる2~254個の数値を指定します。カンマ(,)で区切られた数値の代わりに、単一配列や配列への参照を指定することもできます。

MODE関数の解説

  • ・引数には、「数値」、「数値配列」、または数値を含む範囲を参照する「名前」か「セル参照」を指定します。
  • ・引数として指定した「配列」または「セル範囲」に文字列、論理値、空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。但し、数値として0(ゼロ)を含むセルは計算の対象となります。
  • ・エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
  • ・対象となるデータに重複する値が含まれていない場合、エラー値#N/Aが返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

MODE関数のポイント

MODE関数では、データの中心傾向 (統計的分布における数値グループの中心位置) が評価されます。中心傾向を表す最も一般的な指標として、次の3つが挙げられます。

アベレージ:平均値

演算によって求める平均値です。グループの各数値を加算してそれらの数値の個数で割ることにより計算します。例えば、2、3、3、5、7、10の平均は、合計の30を個数の6で割った商、つまり5です。

メジアン:中央値

数値のグループの中央に当たる数値(中央値)です。中央値より大きい数値と小さい数値の個数が半々になります。例えば、2、3、3、5、7、10の中央値は4です。

モード:最頻値

数値のグループの中で、最も頻繁に出現する数値(最頻値)です。例えば、2、3、3、5、7、10の最頻値は3です。

数値のグループが対称分布の場合には、これら3つの中心傾向の測度の値は同じになります。数値のグループが非対称分布の場合には、値が異なることがあります。

出典:Microsoft - Office サポート

注意事項

重要: この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい 1 つ以上の関数で置き換えられました。この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excel の将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。

出典:Microsoft - Office サポート

より新しい「MODE.MULT関数」「MODE.SNGL関数」の利用を推奨します。

関連する関数

  • MODE関数:データの中で最も頻繁に出現する値(最頻値)を求める
  • MODE.SNGL関数:データの中で最も頻繁に出現する値(最頻値)を求める(MODE関数から名称変更)
  • MODE.MULT関数:データの中で最も頻繁に出現する値を縦配列として求める