【Excel】STDEV.P関数-引数を母集団全体と見なし、母集団の標準偏差を返す関数-


(約文字)

2022-06-13

  • Keyword
  • Excel
  • STDEV.P関数
  • 母集団
  • 標準偏差

STDEV.P関数とは

エクセルの「STDEV.P関数」は引数を母集団全体と見なし、母集団の標準偏差を返す関数です。

標準偏差とは、統計の対象値が、その平均からどれだけ広範囲に分布しているかを計測したものです。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010

=STDEV.P(数値1,[数値2],...)

引数必要性内容
数値1必須母集団に対応する最初の数値引数を指定します。
[数値2][省略可]母集団に対応する数値引数を2~254指定します。半角のカンマ(,)で区切られた引数、単一配列や、配列への参照を指定できます。

STDEV.P関数の解説

  • ・STDEV.P関数は、引数を母集団全体と見なします。指定する数値が母集団の標本である場合は、STDEV関数を使用して下さい。
  • ・標本数が非常に多い場合、STDEV.S関数と STDEV.P関数の戻り値は、ほぼ同じ値になります。
  • ・標準偏差は、n法を使って計算します。
  • ・引数には、「数値」、「数値配列」、または数値を含む範囲を参照する「名前」か「セル参照」を指定します。
  • ・引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。
  • ・引数が「配列」または「セル範囲」の参照である場合、その中に含まれている数値だけが計算の対象となります。 空白セル、論理値、文字列、エラー値はすべて無視されます。
  • ・エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
  • ・セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含める場合は、STDEVPA関数を使用します。
出典:Microsoft - Office サポート

STDEV.P関数の使用例

データ
1345
1301
1368
1322
1310
1370
1318
1350
1303
1299

製造された上記の部品の値を母集団とした標準偏差を求めます。

=STDEV.P(A3:A12)

=26.05455814

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