【Excel】SUBTOTAL関数-リストやデータベースの集計値を返す関数-
約~分
(約文字)
2020-10-19
- Keyword
- Excel
- SUBTOTAL関数
- リスト
- データベース
- 集計値
SUBTOTAL関数とは
エクセルの「SUBTOTAL関数」はリストやデータベースの集計値を返す関数です。
通常は、Excelの [データ] タブの [アウトライン] で [小計] を使い、集計行を挿入するのが簡単ですが、リストやデーターベースを修正する場合があるときは、SUBTOTAL関数を使うのが便利です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=SUBTOTAL(集計方法,範囲 1,[範囲2],...)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
集計方法 | 必須 | 集計に使用する関数を1~11または101~111の数値で指定します。 |
範囲1 | 必須 | 集計する最初の名前付き範囲または参照を指定します。 |
範囲2,... | [省略可] | 集計する名前付き範囲または参照を2~254個まで指定します。 |
集計方法(非表示の値も含める) | 集計方法(非表示の値を無視する) | 関数 | 機能 |
---|---|---|---|
1 | 101 | AVERAGE | 平均値 |
2 | 102 | COUNT | 数値の個数 |
3 | 103 | COUNTA | データの個数 |
4 | 104 | MAX | 最大値 |
5 | 105 | MIN | 最小値 |
6 | 106 | PRODUCT | 積 |
7 | 107 | STDEV | 不偏標準偏差 | <
8 | 108 | STDEVP | 標本標準偏差 |
9 | 109 | SUM | 合計値 |
10 | 110 | VAR | 不偏分散 |
11 | 111 | VARP | 標本分散 |
SUBTOTAL関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・範囲1、範囲2などの範囲内に他の集計がある場合や入れ子になった集計は、二重計算を回避するために無視されます。
- ・集計方法として1~11を指定すると、Excelの [ホーム] タブの [セル] で [書式] をクリックし、[非表示/再表示] サブメニューの [行を表示しない] で非表示にした行の値も含められます。リストで非表示になっている行と表示されている行を集計する場合は、こちらを使用します。
- ・集計方法として101~111を指定すると、Excelの [ホーム] タブの [セル] で [書式] をクリックし、[非表示/再表示] サブメニューの[行を表示しない] で非表示にした行は無視されます。リストで表示されている行だけを集計する場合は、こちらを使用します。
- ・SUBTOTAL関数では、集計方法の値にかかわらず、フィルターの結果に含まれていない行はすべて無視されます。
- ・SUBTOTAL関数では、列のデータ(縦方向の範囲)が集計されます。 行のデータ(横方向の範囲)を集計するための関数ではありません。例えば、集計方法として101以上の値を指定し、SUBTOTAL(109,B2:G2) のように横方向の範囲を集計する場合、いずれかの列を非表示にしても集計結果は変わりません。 縦方向の範囲を集計する場合は、いずれかの行を非表示にすると集計結果に影響します。
- ・参照先に3-D参照が含まれている場合は、エラー値#VALUE!が返されます。
SUBTOTAL関数の使用例
セル番地 | データ |
---|---|
A2 | 120 |
A3 | 10 |
A4 | 150 |
A5 | 23 |
セルA2~A5の合計値を求めます
=SUBTOTAL(9,A2:A5)
=303
セルA2~A5の平均値を求めます
=SUBTOTAL(1,A2:A5)
=75.75
関連する関数
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