【Excel】T.DIST関数-スチューデントのt分布のパーセンテージ(確率)を返す関数-


(約文字)

2022-07-18

  • Keyword
  • Excel
  • T.DIST関数
  • スチューデント
  • t分布
  • 確率

T.DIST関数とは

エクセルの「T.DIST関数」はスチューデントのt分布のパーセンテージ(確率)を返す関数関数です。

数値 (x) は t の計算値で、この t に対してパーセンテージが計算されます。 t 分布は、比較的少数の標本から成るデータを対象に仮説検定を行うときに使われます。 この関数は、t 分布表の代わりに使用することができます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010

=TDIST(x,自由度,尾部)

引数必要性内容
x必須 t 分布を計算する数値を指定します。
自由度必須分布の自由度を整数で指定します。
尾部必須 片側分布を計算するか、両側分布を計算するかを、数値で指定します。 尾部に 1 を指定すると片側分布の値が計算されます。 尾部に 2 を指定すると両側分布の値が計算されます。

T.DIST関数の解説

  • ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・自由度 < 1 の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・自由度および尾部に小数点以下の値を指定しても切り捨てられます。
  • ・尾部に 1 または 2 以外の数値を指定すると、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・x < 0 の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

T.DIST関数の使用例

データ説明
1.959999998分布を計算する値
60自由度

上のデータに対する、両側分布の値を求めます。

==T.DIST(A2,A3,2)

=5.46%

上のデータに対する、片側分布の値を求めます。

=TDIST(A2,A3,1)

=2.73%

注意事項

重要:この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい1つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excelの将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。

出典:Microsoft - Office サポート

より新しい「T.DIST.2T関数」「T.DIST.RT関数」の利用を推奨します。

関連する関数