【Excel】TINV関数-スチューデントのt分布の両側逆関数の値を求める-


(約文字)

2019-10-02

  • Keyword
  • Excel
  • TINV関数
  • スチューデント
  • t分布
  • 逆関数

TINV関数とは

エクセルの「TINV関数(ティー・インバース:T Inverse)」はスチューデントのt分布の両側逆関数の値を返す関数です。

構文と引数

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  • 2013
  • 2010
  • 2007

=TINV(確率,自由度)

引数必要性内容
確率必須スチューデントの両側t分布に従う確率を指定します
自由度必須 分布の自由度を指定します

TINV関数の解説

  • ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・確率<=0、または確率>1の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・自由度に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
  • ・自由度<1の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・TINVは、P(|X|>t)=確率となるようなtの値を返します。ここで、Xはt分布に従うランダムな変数です。また、P(|X|>t)=P(X<-torX>t)です。
  • ・片側t値は、確率に2*確率を指定して返すこともできます。確率が0.05、自由度が10の場合、両側値はTINV(0.05,10)で計算され、2.28139が返されます。 同じ確率と自由度に対応する片側値はTINV(2*0.05,10)で計算でき、1.812462が返されます。
  • ・注:テーブルによっては、確率が(1-p)として記述されることもあります。
  • ・確率の値が指定されると、TDIST(x,自由度1,自由度2)=確率となるような値xがシークされます。したがって、TINV関数の精度はTDIST関数の精度に依存します。TINV関数では、反復計算の手法が利用されます。100回反復計算を繰り返しても計算結果が収束しない場合、エラー値#N/Aが返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

注意事項

重要:この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい1つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excelの将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。

出典:Microsoft - Office サポート

より新しい「T.INV.2T関数」「T.INV関数」の利用を推奨します。

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