【Excel】TINV関数-スチューデントのt分布の両側逆関数の値を求める-
約~分
(約文字)
2019-10-02
- Keyword
- Excel
- TINV関数
- スチューデント
- t分布
- 逆関数
TINV関数とは
エクセルの「TINV関数(ティー・インバース:T Inverse)」はスチューデントのt分布の両側逆関数の値を返す関数です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=TINV(確率,自由度)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
確率 | 必須 | スチューデントの両側t分布に従う確率を指定します |
自由度 | 必須 | 分布の自由度を指定します |
TINV関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・確率<=0、または確率>1の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
- ・自由度に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
- ・自由度<1の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
- ・TINVは、P(|X|>t)=確率となるようなtの値を返します。ここで、Xはt分布に従うランダムな変数です。また、P(|X|>t)=P(X<-torX>t)です。
- ・片側t値は、確率に2*確率を指定して返すこともできます。確率が0.05、自由度が10の場合、両側値はTINV(0.05,10)で計算され、2.28139が返されます。 同じ確率と自由度に対応する片側値はTINV(2*0.05,10)で計算でき、1.812462が返されます。
- ・注:テーブルによっては、確率が(1-p)として記述されることもあります。
- ・確率の値が指定されると、TDIST(x,自由度1,自由度2)=確率となるような値xがシークされます。したがって、TINV関数の精度はTDIST関数の精度に依存します。TINV関数では、反復計算の手法が利用されます。100回反復計算を繰り返しても計算結果が収束しない場合、エラー値#N/Aが返されます。
注意事項
重要:この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい1つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excelの将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。
出典:Microsoft - Office サポート
より新しい「T.INV.2T関数」「T.INV関数」の利用を推奨します。
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