【Excel】TTEST関数-スチューデントのt検定における確率を求める-
約2~3分
(約1100文字)
2019-10-03
- Keyword
- Excel
- TTEST関数
- スチューデント
- t検定
- 確率
TTEST関数とは
エクセルの「TTEST関数(●カタカナ●:●英単語●)」はスチューデントのt検定における確率を返す関数です。
2つの標本(サンプル)が平均値の等しい2つの母集団から抽出されたと見なせるかどうかを調べることが可能です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=TTEST(配列1,配列2,尾部,検定の種類)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
配列1 | 必須 | 対象となる一方のデータを指定します。 |
配列2 | 必須 | 対象となるもう一方のデータを指定します。 |
尾部 | 必須 | 1を指定すると片側分布の値が使用されます。2を指定すると両側分布の値が使用されます。 |
検定の種類 | 必須 | 1を指定すると対をなすデータのt検定が実行されます。2を指定すると等分散の2標本を対象とするt検定が実行されます。3を指定すると非等分散の2標本を対象とするt検定が実行されます |
TTEST関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・配列1と配列2のデータの個数が異なるとき、検定の種類に1を指定すると、エラー値#N/Aが返されます。
- ・尾部と検定の種類に小数点以下の値を指定しても切り捨てられます。
- ・尾部または検定の種類に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・尾部に1または2以外の値を指定すると、エラー値#NUM!が返されます。
- ・TTESTでは、配列1と配列2のデータを使用して、負ではないt統計量が計算されます。尾部に1を指定すると、配列1と配列2が平均値の等しい母集団から抽出された標本であるという仮定の下でt統計量の大きい方の値の確率が返されます。尾部に2を指定したときにTTESTによって返される値は、尾部に1の値を指定したときに返される値の2倍で、“平均値の等しい母集団”の仮定の下ではt統計量の大きい方の絶対値の確率に相当します。
注意事項
重要:この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい1つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excelの将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。
出典:Microsoft - Office サポート
より新しい「T.TEST関数」の利用を推奨します。
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