【Excel】VAR関数-標本に基づいて母集団の分散の推定値(不偏分散)を求める-


(約文字)

2019-10-04

  • Keyword
  • Excel
  • VAR関数
  • 標本
  • 母集団
  • 不偏分散

VAR関数とは

エクセルの「VAR関数(バリアンス:Variance)」は標本に基づいて母集団の分散の推定値(不偏分散)を返す関数です。

構文と引数

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  • 2013
  • 2010
  • 2007

=VAR(数値1,[数値 2],...)

引数必要性内容
数値1必須母集団の標本に対応する最初の数値を指定。
[数値2][省略可]母集団の標本に対応する数値を指定。2~255個まで指定可。

VAR関数の解説

  • ・VAR関数は、引数を母集団の標本であると見なします。指定する数値が母集団全体である場合は、VARP関数を使用して分散を計算してください。
  • ・引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
  • ・引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。
  • ・引数が配列またはセル範囲の参照である場合、その中に含まれている数値だけが計算の対象となります。空白セル、論理値、文字列、またはエラー値はすべて無視されます。
  • ・エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
  • ・セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含める場合は、VARA関数VARA関数を使用します。
出典:Microsoft - Office サポート

注意事項

重要:この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい1つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excelの将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。

出典:Microsoft - Office サポート

より新しい「VAR.S関数」の利用を推奨します。

関連する関数

  • VAR.S関数:引数を正規母集団の標本と見なし、標本に基づいて母集団の分散の推定値(不偏分散)を求める(標本内の論理値と文字列は無視)。