【Excel】VAR.S関数-標本(サンプル)に基づいて母集団の分散の推定値(不偏分散)を返す関数-
約~分
(約文字)
2022-11-21
- Keyword
- Excel
- VAR.S関数
- 標本
- サンプル
- 母集団
- 分散
- 推定値
- 不偏分散
VAR.S関数とは
エクセルの「VAR.S関数」は引数を正規母集団の標本(サンプル)と見なし、標本に基づいて母集団の分散の推定値(不偏分散)を返す関数です。
但し、標本(サンプル)内の「論理値」と「文字列」は無視されます。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
=VAR.S(数値1,[数値2],...)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
数値1 | 必須 | 母集団の標本(サンプル)に対応する最初の数値引数を指定します。 |
[数値2] | [省略可] | 母集団の標本(サンプル)に対応する数値引数2~254を指定します。 |
VAR.S関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・VAR.S 関数は、引数を母集団の標本(サンプル)と見なします。 引数に指定する数値が母集団全体の場合は、VAR.P関数を使い分散を計算します。
- ・引数には、「数値」、「配列」、または数値を含む範囲を参照する「名前」か「セル参照(セル範囲の参照)」を指定します。
- ・引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。
- ・引数が「配列」または「セル参照」の場合、その中に含まれている「数値のみ」計算対象です。 空白セル、論理値、文字列、エラー値は無視されます。
- ・エラー値または数値に変換できない文字列を引数に指定すると、エラーになります。
- ・セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含める場合は、VARA 関数を使用します。
VAR.S関数の使用例
データ |
---|
1345 |
1301 |
1368 |
1322 |
1310 |
1370 |
1318 |
1350 |
1303 |
1299 |
上のデータ(セルA2~A11)を母集団の標本(サンプル)の測定値として、部品の強度の分散を計算します。
=VAR.S(A2:A11)
=754.27