【Excel】
ページ数の入れ方が分かればシートの上下にページ番号や総ページ数を印刷できる
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2018-09-24 2019-06-25
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ページ数の入れ方が分かればシートの上下にページ番号や総ページ数を印刷できる
この記事では、エクセルの印刷時や表示時のページ数の入れ方や消し方について解決します。
「ページ数や総ページ数ってどうやって印刷すればいいのか解らない」「他者が作ったエクセルファイルのページ数を消す方法が解らない」と悩む場合がありますよね。
エクセルでページ数や総ページ番号を解決するのが”ページ設定のヘッダー/フッター”です。
この記事を読んで、ページ数の入れ方と消し方、”P.1/1”や”P.1/2”と表示させる方法、ページ数を途中から設定する方法、先頭ページだけはページ数を表示させない方法等を、解決しましょう。
この記事の説明に使用したサンプルファイルです。ダウンロードしご自身のパソコンでも確認してください。
この記事の目次
1.【基礎】エクセルでページ数の印刷や表示が可能な場所
エクセルで、総ページ数や各ページ番号を用紙に印刷したり表示できる場所は、ページ上部とページ下部です。
ページ上部を”ヘッダー”と呼び、ページ下部を”フッター”と呼びます(Wordでも一緒の呼び名です)。
具体的な場所は、ヘッダー3か所+フッター3か所=計6か所になります。
- ・ヘッダー:左側
- ・ヘッダー:中央
- ・ヘッダー:右側
- ・フッター:左側
- ・フッター:中央
- ・フッター:右側
2.【基礎】エクセルでページ数の入れ方
エクセルで用紙にページ数を表示/印刷したい場合、以下の様に設定します。
ワークシートを選択>[ページレイアウト]タブ>[ページ設定]>[ヘッダー/フッター]タブ>[ヘッダーの編集]又は[フッターの編集]>[左側]/[中央]/[右側]のボックスを選択>[ページ番号の挿入]>[OK]
もし、ヘッダーやフッターにページ番号が挿入された状態で、ページ数の増減があっても、エクセルがページ番号を振り直し自動で更新してくれるので、手間はかかりません。
3.【基礎】エクセルで総ページ数の入れ方
総ページ数を印刷したい場合は、上記と同じ要領で、印刷設定からヘッダー/フッターに[ページ数]を設定すれば、用紙に入れることが出来ます。
ワークシートを選択>[ページレイアウト]タブ>[ページ設定]>[ヘッダー/フッター]タブ>[ヘッダーの編集]又は[フッターの編集]>[左側]/[中央]/[右側]のボックスを選択>[ページ数の挿入]>[OK]
4.【基礎】エクセルでページ数を消す方法
上記で説明した逆で、「ページ数」や「総ページ数」を消すことが出来ます。
ワークシートを選択>[ページレイアウト]タブ>[ページ設定]>[ヘッダー/フッター]タブ>[ヘッダーの編集]又は[フッターの編集]>[左側]/[中央]/[右側]のボックスを選択>&[ページ番号]や&[ページ数]を選択>キーボードの【Delete】キーで削除>[OK]
これで「ページ番号」と「ページ数」の表示/消去が出来るようになりました。以下では更にレベルアップして頂くために応用方法を解説します。
5.【応用】ページ数/総ページ数(P.1/n)と表示/印刷するテク
印刷する資料が複数ページになる場合、「P.1/2」や「P.2/2」と表示したい場合があります。
これは[ページ番号]と[総ページ数]と[文字列]の組み合わせで実現できます。具体的な方法は以下です。
ワークシートを選択>[ページレイアウト]タブ>[ページ設定]>[ヘッダー/フッター]タブ>[ヘッダーの編集]又は[フッターの編集]>[左側]/[中央]/[右側]のボックスを選択>【P】キー【.】キーを入力>[ページ数の挿入]>【/】キーを入力>[ページ番号の挿入]>[OK]
以下のような指定になります。
P.&[ページ番号]/&[総ページ数]
ポイントはキーボードから【P】【.】【/】を直接入力する所です。
6.【応用】エクセルでページ数を途中から設定するテク
以下のような場合、ページ数を途中から設定し、ひとつの資料として連続したページ番号にしたいことがあります。
- ・エクセルファイルの複数のワークシートで各ページを作成した
- ・複数のソフトウェア(例えば、ワード、パワーポイント、Illustlator、等)でページを作成した
これを解決する方法は、エクセルのワークシートで「先頭ページ番号」を設定すれば、ページ数を途中から設定し任意の値を割り当てることができます。
ワークシートを選択>[ページレイアウト]タブ>[ページ設定]>[ページタブ]>[先頭ページ番号]>”任意の値”を設定>[OK]
これで、ページ数を途中から設定することができます。
先頭ページ番号の注意点
- ・デフォルトは「自動」です。これを任意の値にすることが出来ます。
- ・ワークシート”毎”に設定出来ます。Sheet1は「P.2」、Sheet2は「P.4」も自由です。
- ・設定できるのは”整数、ゼロ(0)、マイナス値(例えば-10)”が可能です。
- ・小数点以下(例えば、2.1)や、数式(=2-1又は2-1)は設定不可です。
7.【応用】先頭ページだけはページ数を表示させないテク
先頭のページ番号を非表示にして、2ページ目以降から表示させたい場合は以下の様に指定します。
ワークシートを選択>[ページレイアウト]タブ>[ページ設定]>[ヘッダー/フッター]タブ>[先頭ページのみ別指定]をチェックする
これで先頭ページのみ任意のヘッダー/フッターを指定できるようになるので、次に
[先頭ページのヘッダー]タブ>[左側][中央部][右側]のボックスに何も指定しない>[OK]
これで先頭ページはページ番号を非表示に出来ます。
2ページ目以降は[ヘッダー]タブに指定することで、ページ番号を表示することが出来ます。
まとめ
このページでは、エクセルの「ページ数の入れ方」について、以下を解説してきました。
- ・エクセルでページ数の印刷や表示が可能な場所はヘッダーとフッター
- ・エクセルでページ数/総ページ数の入れ方/消し方は[ページ設定]の[ヘッダー]/[フッタータブ]から行う
- ・ページ番号/総ページ数(P.1/n)と表示/印刷するには”P.&[ページ番号]/&[総ページ数]”と指定する
- ・エクセルでページ数を途中から設定するには[先頭ページ番号]を指定すれば可能
- ・[先頭ページのみ別指定]にすれば先頭ページはページ数を非表示にすることも
ご理解いただけましたでしょうか?
次は、あなたが実際にエクセル上で実際に作業してみて下さい。 自分の手を動かすことが、パソコンスキル向上の近道です。
この記事は以上です。