【Excel】ADDRESS関数-ワークシート上のセル参照を文字列として返す-
約~分
(約文字)
2020-07-30
- Keyword
- Excel
- ADDRESS関数
- ワークシート
- セル参照
- 文字列
ADDRESS関数とは
エクセルの「ADDRESS関数」はワークシート上のセル参照を文字列として返す関数を返す関数です。
ADDRESS関数を使うと、行番号と列番号を指定してワークシート内のセルのアドレスを取得できます。 例えば、ADDRESS(2,3)は$C$2を返します。また、ADDRESS(77,300) は$KN$77を返します。 ROW関数やCOLUMN関数などの他の関数を使って、ADDRESS関数の行番号と列番号の引数を指定できます。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=ADDRESS(行番号, 列番号, [参照の型], [参照形式], [シート名])
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
行番号 | 必須 | セル参照に使用する行番号を指定する数値を指定します。 |
列番号 | 必須 | セル参照に使用する列番号を指定する数値を指定します。 |
[参照の型] | [省略可] | 返される参照の種類を指定する数値を指定します。 |
[参照形式] | [省略可] | 論理値で、A1形式やR1C1参照形式を指定します。TRUEまたは省略の場合A1形式で参照を返します。FALSEの場合R1C1形式で参照を返します。A1形式は列はアルファベットで、行は数値でラベル付けします。 R1C1参照形式は行と列の両方を数値でラベル付けします。 |
[シート名] | [省略可] | 外部のセル参照の文字を使用する外部のワークシート名(ブック名)を文字列で指定します。省略するとシート名は返されなくなります。 |
基準日数を示す数値 | 基準日数 (月/年) |
---|---|
1or省略 | 絶対参照 |
2 | 行は絶対参照、列は相対参照 |
3 | 行は相対参照、列は絶対参照 |
4 | 相対参照 |
重要:Excelで使用する参照形式を変更するには、[ファイル] >[オプション]>[数式] の順にクリックし>[数式の処理] >[R1C1 参照形式を使用する] のチェックボックスをオン/オフします。
ADDRESS関数の使用例
絶対参照でセルのアドレスを求めます。
=ADDRESS(2,3)
=$C$2
行は絶対参照、列は相対参照でセルのアドレスを求めます。
=ADDRESS(2,3,2)
=C$2
R1C1形式で、行は絶対参照、列は相対参照でセルのアドレスを求めます。
=ADDRESS(2,3,2,FALSE)
=R2C[3]
別のブックのワークシートへ絶対参照でセルのアドレスを求めます。
=ADDRESS(2,3,1,FALSE,"[Book1]Sheet1")
='[Book1]Sheet1'!R2C3
別のワークシートへ絶対参照でセルのアドレスを求めます。
='EXCEL SHEET'!R2C3
=ADDRESS(2,3,1,FALSE,"EXCEL SHEET")