【Excel】ATAN関数-数値の逆正接(アーク・タンジェント)を返す関数-


(約文字)

2020-09-16

  • Keyword
  • Excel
  • ATAN関数
  • 逆正接
  • アーク・タンジェント

ATAN関数とは

エクセルの「ATAN関数」は数値の逆正接(アーク・タンジェント)を返す関数です。

逆正接(アーク・タンジェント)とは、その正接(タンジェント)が数値となる角度のことです。戻り値の角度は-pi/2~pi/2の範囲内のラジアン単位(弧度法)で示されます。

  • 三角関数(正弦:サイン/正割:セカント/正接:タンジェント/余弦:コサイン/余割:コセカント/余接:コタンジェント)は、角度(ラジアン単位)に対しその数値(比率)を求める関数です。
  • 逆三角関数(逆正弦:アーク・サイン/逆正割:アーク・セカント/逆正接:アーク・タンジェント/逆余弦:アーク・コサイン/逆余割:アーク・コセカント/逆余接:アーク・コタンジェント)は、その数値(比率)に対し角度(ラジアン単位)を求める関数です。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=ATAN(数値)

引数必要性内容
数値必須求める角度の正接(タンジェント)の値を指定します。

ATAN関数の解説

  • ・逆正接(アーク・タンジェント)をディグリー単位(度数法)で表すには、結果に180/PI() を掛ける or DEGREES関数を使用します。
出典:Microsoft - Office サポート

ATAN関数の使用例

1の逆正接(アーク・タンジェント)をラジアン単位(弧度法)で求めます。(π/4)

=ATAN(1)

=0.785398163

1の逆正接(アーク・タンジェント)をディグリー単位(度数法)で求めます(180/PI()を掛ける)。

=ATAN(1)*180/PI()

=45

1の逆正接(アーク・タンジェント)をディグリー単位(度数法)で求めます(DEGREES関数を使う)。

=DEGREES(ATAN(1))

=45

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