【Excel】FLOOR.PRECISE関数-最も近い整数or最も近い基準値の倍数に数値を切り捨てる関数-


(約文字)

2020-11-19

  • Keyword
  • Excel
  • FLOOR.PRECISE関数
  • 整数
  • 基準値
  • 倍数
  • 最近値
  • 切り捨て

FLOOR.PRECISE関数とは

エクセルの「FLOOR.PRECISE関数」は最も近い整数or最も近い基準値の倍数のうちで、最も近い値に数値を切り捨てる関数です。

数値は正負に関係なく切り捨てられますが、数値or基準値が0の場合は0が返されます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=FLOOR.PRECISE(数値, [基準値])

引数必要性内容
数値必須丸める値を指定します。
[基準値][省略可]丸めた数値がその倍数となるような数値を指定します。省略した場合は1になります。

FLOOR.PRECISE関数の解説

  • ・倍数の絶対値が使用されるため、数値や基準値の符号に関係なく、数学上で小さい側に切り捨てた値が返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

FLOOR.PRECISE関数の使用例

3.2を基準値1の倍数になるよう切り捨てます

=FLOOR.PRECISE(3.2,1)

=3

3.2を基準値-1の倍数になるよう切り捨てます。

=FLOOR.PRECISE(3.2,-1)

=3

-3.2を基準値1の倍数になるよう切り捨てます。

=FLOOR.PRECISE(-3.2,1)

=-4

-3.2を基準値-1の倍数になるよう切り捨てます。

=FLOOR.PRECISE(-3.2,-1)

=-4

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