【Excel】GROWTH関数-指数曲線から予測される値を返す関数-


(約文字)

2021-07-15

  • Keyword
  • Excel
  • GROWTH関数
  • 指数曲線
  • 予測値

GROWTH関数とは

エクセルの「GROWTH関数」は指数曲線から予測される値を返す関数です。

既存のデータを使用して、予想される指数曲線的な増分を計算します。既存のx値とy値を使用して指定する、一連の新しいx値に対するy値を返します。GROWTHワークシート関数を使用して、指数曲線を既存のx値とy値に当てはめることもできます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=GROWTH(既知のy,[既知のx],[新しいx],[定数])

引数必要性内容
既知のy必須既にわかっているyの値の系列であり、y=b*m^xという関係が成り立ちます。"既知のy"の配列が1つの列に入力されている場合、"既知のx"の各列はそれぞれ異なる変数であると見なされます。"既知のy"の配列が1つの行に入力されている場合、"既知のx"の各行はそれぞれ異なる変数であると見なされます。"既知のy"のいずれかの値が0または負の数である場合は、エラー値#NUM!が返されます。
既知のx[省略可]y=b*m^xの関係で既知かもしれないx値のセットです。"既知のx"の配列には、1つまたは複数の変数の系列を指定することができます。変数の系列が1つである場合、"既知のy"と"既知のx"は、それぞれの次元が同じであれば、どのような形の範囲であってもかまいません。変数の系列が複数である場合、"既知のy"はベクトル(高さが1行、または幅が1列のセル範囲)でなければなりません。"既知のx"を省略すると、"既知のy"と同じサイズの{1,2,3...}という配列を指定したと見なされます。
新しいx[省略可]GROWTH関数を利用して、対応するyの値を計算する新しいxの値を指定します。"新しいx"には、"既知のx"と同様にそれぞれ独立した変数が入力されている1つの列(または1つの行)を指定する必要があります。したがって、"既知のy"が1つの列に入力されている場合は、"既知のx"と"新しいx"の列数が同じでなければなりません。また、"既知のy"が1つの行に入力されている場合は、"既知のx"と"新しいx"の行数が同じでなければなりません。"新しいx"を省略すると、"既知のx"と同じ値であると見なされます。"既知のx"と"新しいx"の両方を省略すると、"既知のy"と同じサイズの{1,2,3,...}という配列を指定したと見なされます。
定数[省略可]定数bを1にするかどうかを論理値で指定します。定数をTRUEに設定するか省略すると、bの値も計算されます。定数にFALSEを指定すると、bの値が1に設定され、y=m^xとなるようにmの値が調整されます。

GROWTH関数の解説

  • ・計算結果が配列となる数式は、適切なセル範囲を選択した後、その中に配列数式として入力する必要があります。
  • ・"既知の x" のような引数に配列定数を指定するときは、半角のカンマ (,) を使って同じ行の値を区切り、半角のセミコロン (;) を使って各行を区切ります。
出典:Microsoft - Office サポート

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