【Excel】LOGEST関数-回帰指数曲線の係数の値を配列で返す関数-
約~分
(約文字)
2021-09-06
- Keyword
- Excel
- LOGEST関数
- 回帰指数曲線
- 係数
- 配列
LOGEST関数とは
エクセルの「LOGEST関数」は回帰指数曲線の係数の値を配列で返す関数です。
この関数は値の配列を返すため、配列数式として入力する必要があります。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=LOGEST(既知のy,[既知のx],[定数],[補正])
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
既知のy | 必須 | 必ず指定します。既にわかっているyの値の系列であり、y=b*m^x という関係が成り立ちます。"既知の y"の配列が1つの列に入力されている場合、"既知のx"の各列はそれぞれ異なる変数であると見なされます。"既知の y"の配列が1つの行に入力されている場合、"既知のx"の各行はそれぞれ異なる変数であると見なされます。 |
[既知のx] | [省略可] | 省略可能です。y=b*m^x の関係で既知かもしれないx値のセットです。"既知のx"の配列には、1つまたは複数の変数の系列を指定することができます。変数の系列が1つである場合、"既知のy"と"既知のx"は、それぞれの次元が同じであれば、どのような形の範囲であってもかまいません。 変数の系列が複数である場合、"既知のy"は1行または1列のセル範囲 (ベクトル範囲とも呼ぶ) でなければなりません。"既知のx を省略すると、"既知のy"と同じサイズの配列を指定したと見なされます。 |
[定数] | [省略可] | 省略可能です。定数bを1にするかどうかを論理値で指定します。TRUE又は省略を指定すると、bの値も計算されます。FALSEを指定すると、bの値が1に設定され、y=m^x となるようにmの値が調整されます。 |
[補正] | [省略可] | 省略可能です。回帰直線の補正項を追加情報として返すかを論理値で指定します。TRUEを指定すると、回帰指数曲線の補正項が追加情報として返されます。FALSEを指定又は省略すると、係数mと定数bのみが返されます。 |
回帰指数曲線の補正項の詳細については、「LINEST関数」を参照してください。
LOGEST関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・データをプロットした結果が指数曲線に近づけば近づくほど、計算によって求められた指数曲線はデータに適合します。 LINEST 関数と同様に、LOGEST 関数は変数間の相関関係を表す値の配列を返しますが、LINEST 関数は直線にデータを適合させるのに対して、LOGEST 関数は指数曲線にデータを適合させます。 詳細については、LINEST 関数を参照してください。
- ・方程式 y = b*m^x を使って y の値を予測することもできますが、このような計算を行うため、Excel には GROWTH 関数が用意されています。 詳細については、「GROWTH関数」を参照してください。
- ・"既知の x" などで引数に配列定数を指定するとき、同じ行の値を区切るには半角のカンマ (,) を使い、各行を区切るには半角のセミコロン (;) を使います。 区切り記号は、地域設定によって異なる場合があります。
- ・回帰方程式によって予測計算された y の値は、方程式を決定するときに使用した y の値の範囲外では、適切な値にならない場合があります。
LOGEST関数の使用例
月 | ユニット |
---|---|
11 | 33100 |
12 | 47300 |
13 | 69000 |
14 | 102000 |
15 | 150000 |
16 | 220000 |
=LOGEST(B2:B7,A2:A7,TRUE,FALSE)
=1.46328 495.305