【Excel】INDIRECT関数-指定される文字列への参照を返す関数-
約~分
(約文字)
2020-08-24
- Keyword
- Excel
- INDIRECT関数
- 参照文字列
- 間接的
- セル指定
INDIRECT関数とは
エクセルの「INDIRECT関数」は参照文字列によって指定されるセルに入力されている文字列を介し間接的にセルを指定する関数です。
- 数式自体を変更しないで、数式内で使用しているセル参照を変更したい
この様な場合に利用するのが「INDIRECT関数」です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=INDIRECT(参照文字列, [参照形式])
重要:日付は、DATE関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 例えば2020年3月13日を入力する場合は、DATE(2020,3,13) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
参照文字列 | 必須 | A1形式の参照、R1C1形式の参照、参照として定義されている名前が入力されているセルへの参照、文字列としてのセルへの参照を指定します。 |
参照形式 | [省略可] | 参照文字列で指定されたセルに含まれるセル参照の種類を、論理値(TRUE/FALSE)で指定します。 |
INDIRECT関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・参照文字列で適切なセル参照を指定していない場合はエラー値#REF!が返されます。
- ・参照文字列で他のブックを参照している場合(外部参照)、対象のブックを開いておく必要があり、開いていない場合はエラー値#REF!が返されます(Excel Onlineでは、外部参照は未サポート)。
- ・参照文字列で行数の上限1,048,576または列数の上限16,384(XFD)の範囲外を参照している場合は、エラー値#REF!を返します。この動作は上限の超過を無視して値を返すExcel2007以前のバージョンとは異なります。
- ・参照形式にTRUE(真)を指定するか省略すると、参照文字列にはA1形式のセル参照が入力されていると見なされます。
- ・参照形式にFALSE(偽)を指定すると、参照文字列にはR1C1形式のセル参照が入力されていると見なされます。
INDIRECT関数の使用例
データ | データ |
---|---|
B2 | 1.333 |
B3 | 45 |
高橋 | 10 |
5 | 62 |
上のデータに対する、セルA2の参照セルの値を返します。
=INDIRECT(A2)
=1.333
上のデータに対する、セルA3の参照セルの値を返します。
=INDIRECT(A3)
=45
上のデータに対する、"B"をA5に含まれる値に結合し、セルB5の参照セルの値を返します。
=INDIRECT("B"&A5)
=62
関連する関数
- VLOOKUP関数:配列の左端列で特定の値を検索し、対応するセルの値を返す関数
- MATCH関数:照合の型に従い参照や配列に含まれる値を検索し、検査値と一致する要素の相対的な位置を数値で返す関数
- INDEX関数:セル参照や配列から指定された位置の値を返す関数
- INDIRECT関数:参照文字列によって指定されるセルに入力されている文字列を介して、間接的にセルを指定する関数