【Excel】LINEST関数-回帰直線の係数の値を配列で返す関数-


(約文字)

2021-08-30

  • Keyword
  • Excel
  • LINEST関数
  • 回帰直線
  • 係数
  • 配列

LINEST関数とは

エクセルの「LINEST関数」は回帰直線の係数の値を配列で返す関数です。

"最小二乗法"を使って指定したデータに最もよく適合する直線を算出し、この直線を記述する配列を返すことによって直線の補正項を計算します。 他の関数と共に使用すれば、多項式近似、対数近似、指数近似、べき級数など、不明なパラメーター内で線形近似を示す他の種類のモデルの統計を計算できます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=LINEST(既知のy,[既知のx],[定数],[補正])

引数必要性内容
既知のy必須既にわかっているyの値の系列であり、y=mx+bという関係が成り立ちます。
[既知のx][省略可]既にわかっているxの値の系列であり、y=mx+bという関係が成り立ちます。
[定数][省略可]定数bを0にするかどうかを論理値で指定します。TRUEに設定するか省略するとbの値も計算されます。FALSEを指定するとbの値が0に設定され、y=mxとなるようmの値が調整されます。
[補正][省略可]回帰直線の補正項を追加情報として返すかどうかを論理値で指定します。TRUEの場合は追加の回帰統計を返します。FALSEを指定するか省略すると、m係数と定数bのみが返されます。

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