【Excel】MEDIAN関数-引数リストに含まれる数値のメジアン(中央値)を返す関数-


(約文字)

2021-10-18

  • Keyword
  • Excel
  • MEDIAN関数
  • 数値
  • メジアン
  • 中央値

MEDIAN関数とは

エクセルの「MEDIAN関数」は引数リストに含まれる数値のメジアン(中央値)を返す関数関数です。

メジアンとは、一連の数値の中央にくる数値のことです。

注: MEDIAN 関数では、データの中心傾向 (統計的分布における数値グループの中心位置) が評価されます。 中心傾向を表す最も一般的な指標として、次の 3 つが挙げられます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=MEDIAN(数値1,[数値2],...)

引数内容
数値1,数値2,...数値1は必須です。それ以降の数値は省略可能です。メジアンを求める、1~255個の数字を指定することが出来ます。

MEDIAN関数の解説

  • ・指定された一連の数値の個数が偶数である場合、中央に位置する2つの数値の平均が計算されます。 使用例にある2番目の数式を参照してください。
  • ・引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
  • ・引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。
  • ・引数として指定した配列またはセル範囲に文字列、論理値、空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、数値として0(ゼロ)を含むセルは計算の対象となります。
  • ・エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
出典:Microsoft - Office サポート

MEDIAN関数の使用例

データ
1
2
3
4
5

上のデータに対する、メジアン(中央値)を求めます。

=MEDIAN(A2:A6)

=3(対象の数値が5つあるので、メジアン(中央値)は3番目の値になります。)

データ
1
2
3
4
5
6

上のデータに対する、メジアン(中央値)を求めます。

=MEDIAN(A2:A7)

=3.5(対象の数値が6つあるので、メジアン(中央値)は3番目と4番目の中間値になります。)

注意事項

MEDIAN関数では、データの中心傾向(統計的分布における数値グループの中心位置)が評価されます。中心傾向を表す最も一般的な指標として、次の3つが挙げられます。

  • 平均:演算によって求める平均値です。グループの各数値を加算してそれらの数値の個数で割ることにより計算します。例えば、2、3、3、5、7、10の平均値は、合計の30を個数の6で割った数、つまり5になります。
  • メジアン:数値のグループの中で中央に当たる数値です。中央より大きい数値と小さい数値の個数が半々になります。例えば、2、3、3、5、7、10のメジアン(中央値)は、4になります。
  • モード:数値のグループの中で、最も頻繁に出現する数値です。例えば、2、3、3、5、7、10のモード(最頻値)は、3になります。

数値のグループが対称分布の場合には、これら3つの中心傾向の測度の値は同じになります。数値のグループが非対称分布の場合には、値が異なることがあります。

関連する関数

  • AVERAGE関数:引数の平均(平均値)を返す関数
  • MEDIAN関数:引数のメジアン(中央値) を返す関数
  • MODE関数:引数のモード(最頻値)を返す関数