【Excel】RANK関数-数値のリストの中で、指定した数値の序列を求める-
約~分
(約文字)
2019-09-27
- Keyword
- Excel
- RANK関数
- 順位
- 位置
RANK関数とは
エクセルの「RANK関数(ランク)」は数値のリストの中で、指定した数値の序列を返す関数です。
数値の順位は、リスト内の他の値との相対的な位置になります(リストの数値の順序を並べ替えても、指定した数値の順位は変わりません)。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=RANK(数値,範囲,[順序])
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
数値 | 必須 | 範囲内での順位 (位置) を調べる数値を指定します。 |
範囲 | 必須 | 数値の範囲の配列またはその範囲への参照を指定します。 参照に含まれる数値以外の値は無視されます。 |
[順序] | [省略可] | 範囲内の数値を並べる方法を指定します。0か省略すると降順。0以外を指定すると昇順 |
RANK関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・RANK関数では、重複した数値は同順位と見なされます。ただし、数値が重複していると、それ以降の数値の順位がずれていきます。たとえば、昇順に並べられた整数のリストがあり、そのリストに10が2度現れ、その順位が5であるとき、11の順位は7となります(順位が6の数値はありません)。
- ・目的によっては、同順位も考慮した順位定義の使用が必要となる場合もあります。たとえば、前の使用例では、10の順位を5.5に訂正できた方がよい場合があります。そのためには、下記の補正因子をRANK関数の戻り値に加算します。この補正因子は、順位を降順(順序に0を指定するか、省略した場合)または昇順(順序に0以外の数値を指定した場合)のどちらで計算する場合にも使用できます。
- ・同順位の補正因子=[COUNT(範囲)+1–RANK(数値,範囲,0)–RANK(数値,範囲,1)]/2
- ・次の例では、RANK(A2,A1:A5,1)は3になります。補正因子は(5+1–2–3)/2=0.5となるので、同順位を考慮して訂正した順位は3+0.5=3.5となります。範囲内に1回だけ現れる数値の場合、その補正因子は0になり、RANKの戻り値に対して同順位の調整を行う必要はありません。
注意事項
重要:この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい1つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excelの将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。
出典:Microsoft - Office サポート
より新しい「RANK.AVG関数」「RANK.EQ関数」の利用を推奨します。
関連する関数
- RANK.AVG関数:数値のリストの中で、指定した数値の順位を求める
- RANK.EQ関数:数値のリストの中で、指定した数値の序列を求める