【Excel】STDEVPA関数-数値、文字列、および論理値を含む引数を母集団全体と見なし、母集団の標準偏差を返す関数-


(約文字)

2022-07-02

  • Keyword
  • Excel
  • STDEVPA関数
  • 母集団全体
  • 標準偏差

STDEVPA関数とは

エクセルの「STDEVPA関数」は数値、文字列、および論理値を含む引数を母集団全体と見なし、母集団の標準偏差を返す関数です。

標準偏差とは、統計的な対象値が、その平均からどれだけ広範囲に分布しているかを表したものです。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=STDEVPA(値1,[値2],...)

引数必要性内容
値1必須母集団に対応する1つの値を指定します。
[値2][省略可]母集団に対応する2~255の値を指定します。 また、半角のカンマ(,)で区切られた引数の代わりに、単一配列や、配列への参照を指定することもできます。

STDEVPA関数の解説

  • ・STDEVPA関数は、引数を母集団全体であると見なします。指定する数値が母集団の標本である場合は、STDEVA関数を使用して標準偏差を計算してください。
  • ・標本数が非常に多い場合、STDEVA関数STDEVPA関数の戻り値は、ほぼ同じ値になります。
  • ・標準偏差は、n法を使って計算します。
  • ・引数には、数値、数値配列、数値を含む範囲を参照する名前かセル参照、数値を表す文字列、TRUEやFALSEなどの論理値を指定できます。
  • ・引数として指定した、数値を表す文字列が計算の対象となります。
  • ・引数にTRUEが含まれる場合は1と見なされ、文字列またはFALSEが含まれる場合は0(ゼロ)と見なされます。
  • ・引数に配列またはセル範囲の参照を指定した場合、そこに含まれる値だけが計算の対象となります。配列またはセル範囲の参照に含まれる空白セルと文字列は無視されます。
  • ・エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
  • ・セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含めない場合は、STDEVA関数を使用します。
出典:Microsoft - Office サポート

STDEVPA関数の使用例

強度
1345
1301
1368
1322
1310
1370
1318
1350
1303
1299

上の10個の部品を母集団とした場合の強度の標準偏差を計算します。

=STDEVPA(A3:A12)

=26.05456

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