【Excel】VARP関数-引数を母集団全体と見なし、母集団の分散(標本分散)を求める-


(約文字)

2019-10-07

  • Keyword
  • Excel
  • VARP関数
  • 母集団
  • 標本分散

VARP関数とは

エクセルの「VARP関数(バリアンス・ピー:Variance P)」は引数を母集団全体と見なし、母集団の分散(標本分散)を返す関数です。

構文と引数

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=VAR.P(,[数値2],...)

引数必要性内容
数値1必須母集団に対応する最初の数値引数を指定します。
[数値2][省略可]母集団全体に対応する数値引数を指定します。引数は2~255個まで指定できます。

VARP関数の解説

  • ・VARP 関数は、引数を母集団全体であると見なします。指定する数値が母集団の標本(サンプル)である場合は、VAR関数を使用して分散を計算してください。
  • ・引数には、数値、数値配列、数値を含む範囲を参照する「名前」か「セル参照」を指定します。
  • ・引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。
  • ・引数が配列またはセル範囲の参照である場合、その中に含まれている数値だけが計算の対象となります。空白セル、論理値、文字列、またはエラー値はすべて無視されます。
  • ・エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
  • ・セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含める場合は、VARPA関数を使用します。
出典:Microsoft - Office サポート

注意事項

重要:この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい1つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excelの将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。

出典:Microsoft - Office サポート

より新しい「VAR.P関数」の利用を推奨します。

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