【Excel】XNPV関数-非定期的な現金流動から正味現在価値を求める-


(約文字)

2020-06-04

  • Keyword
  • Excel
  • XNPV関数
  • 非定期的
  • 現金流動
  • キャッシュフロー
  • 正味現在価値

XNPV関数とは

エクセルの「XNPV関数」は非定期的な現金流動から正味現在価値を返す関数です。

一連の定期的な現金流動に基づいて正味現在価値を求める場合はNPV関数を使用します。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=XNPV(割引率,値,日付)

重要:日付は、DATE関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 例えば2020年3月13日を入力する場合は、DATE(2020,3,13) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。

引数必要性内容
割引率必須対象の現金流動に適用する割引率を指定します。
必須収支明細表の日付に対応する一覧の現金流動を指定します。最初の支払いは省略できます。最初の現金流動が原価や支払いの場合、負の値を指定する必要があります。 以降の支払いは1年の日数を365日として割り引かれます。正の値と負の値が、少なくとも1つずつ含まれている必要があります。
日付必須現金流動に対応する一連の支払日を指定します。最初の支払日は収支明細表の先頭に対応します。残りの支払日には、この日付より後の日付を指定する必要がありますが順序は自由です。

XNPV関数の解説

  • ・Excelでは、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。既定では、1900年1月1日がシリアル値1として保存され、2020年6月4日は 1900年1月1日から43986日後に当たるので、シリアル値は43986になります。
  • ・日付に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
  • ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・日付に無効な数値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・日付に投資の開始日より前の日付を指定すると、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・キャッシュ フローと日付に含まれる値の個数が異なる場合は、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・XNPV関数は、次の数式で表されます。
出典:Microsoft - Office サポート

XNPV関数の使用例

データ説明
\-1,000,0002020/1/1
\325,0002020/3/10
\555,0002020/10/20
\285,00020219/2/28
\365,0002021/4/1

上のデータに対する、正味現在価値を求めます。但し、現金流動には8%の割引率が適用されるとします。

=XNPV(0.08,A2:A6,B2:B6)

=\434,222

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