【Excel】操作が10倍速くなる
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2010-04-13 2019-06-07
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ショートカットキーを使えばエクセル操作が10倍速くなる!?
この記事では、エクセルで絶対に覚えておきたいショートカットキーについて紹介します。
エクセルで表を作ったり、沢山のデータを入力や修正したりと、毎日8時間作業していると、肩こりや疲れから、時間がかかったり作業にミスが発生しますよね。
作業時間が短く出来たり、作業品質を高めてくれるのが、エクセルのショートカットキーです。
使用頻度が高いものから、低いものまで、全部で9種類ショートカットキーをお教えしますので、キーボードを見なくても入力できるようになって下さい。
この記事の目次
1.【厳選】絶対覚えたい使用頻度が【高】のショートカットキー(3選)
【使用頻度No.1】ファイルの上書き保存
ショートカットキーは【Ctrl】+【S】
※画像引用元:www.sharots.com
一番使用頻度が高いのが「ファイルの上書き保存」のショートカット【Ctrl】+【S】キーです。
ちょっと前のパソコンは、作業していると急に止まってしまうことが頻繁にあり、数時間かけた作業が無駄になる事もしばしば。特にMacは酷く、一日に何度も爆弾マークを見てキレまくりでしたw
そんな作業の無駄を出来るだけ減らす為、数分間隔でファイルを上書き保存する様になりました。その回数を数えると一日あたり100回程おこなうので、楽な方法として【Ctrl】+【S】を使うようになりました。
最近のパソコンは安定性が高く止まりませんが、落雷などの影響で停電しパソコンへの給電が止まることがあるので、今でも作業がひと区切りしたときに【Ctrl】+【S】を押しています。
私の場合は、左手の親指でキーボード左下の【Ctrl】キーを押したままにして左手の人差し指で【S】キーを押すのが、やりやすいです。
このショートカットキーは汎用性が高く、WindowsだけでなくMacでも使えるアプリケーションが多いです。覚えておいて損はありません。
【使用頻度No.2】セルを編集状態にする
ショートカットキーは【F2】
※画像引用元:www.sharots.com
二番目に使用頻度が高いのが「セルを編集状態にする」のショートカット【F2】キーです。
該当のセルが選択された状態で、【F2】キーを押すとセルが編集状態になり、文字や数式を入力したり、入力されている文字や数式を変更や削除ができます。
エクセルで、文字や数式を入力している場面では、両手がキーボードの上に載っています。右利きの方であれば、マウスはキーボードの右横に置いたままです。
ショートカットキーを使わない場合、セルを編集状態にするには右手をキーボードから放し、マウスに持ち替える必要があります。一日に何度もこの作業をすると知らないうちに疲れが蓄積します。
一方、ショートカット【F2】キーを使えば右手はそのままで、左手をキーボード上部に少し動かせばいいだけなので、マウスに持ち帰るのに比べれば早く楽に作業が出来ます。
私の場合は、左手の中指or人差し指で【F2】キーを押すのが、やりやすいです。
このショートカットキーは汎用性が高くはありませんが、エクセルでセル内容を編集状態にしたい場面はよくありますので覚えておくといいです。
また、パソコンのフォルダやファイルを管理する場面でエクスプローラーを使うときに、【F2】キーフォルダ名やファイル名が編集状態になるので、名前を変更する場面でも活躍します。
【使用頻度No.3】「セルの書式設定」ダイヤログ表示
ショートカットキーは【Ctrl】+【1】
※画像引用元:www.sharots.com
エクセルでセルの書式設定として、[表示形式]タブで日付をユーザー定義するときや、[配置]タブで文字方向を縦書きから0度に設定するときや、[罫線]タブで、線のスタイルを設定する時に頻繁に使います。
セルの書式設定は[ホーム]タブ>[書式]>[セルの書式設定]と、マウスでメニューを選択していくのが一般的ですが、セルの書式設定がメニューの何処だったか忘れがちですw
私も以前は上記の方法で作業していましたが、老化により物事を覚えておくのが大変になり、ショートカットキーを使うようになりました。
覚えたての頃(2016年夏)は、ショートカットキーをド忘れしてしまうこともありましたが、数か月経過した秋には体が勝手に【Ctrl】+【1】を押すようになり、メニューを選択していくより断然早く作業が出来て、覚えておくストレスがなくなりました。
私の場合は、左手の親指でキーボード左下の【Ctrl】キーを押したままにして左手の中指で【S】キーを押すのが、やりやすいです。
このショートカットキーは汎用性が高くはありません。Excel専用のショートカットキーです。但し、セルの書式設定をするのが多い方は、覚えておくといいでしょう。
2.【厳選】絶対覚えたい使用頻度が【中】のショートカットキー(3選)
【使用頻度No.4】セルの貼り付け
ショートカットキーは【Ctrl】+【V】
※画像引用元:www.sharots.com
セルの切り取りや、セルのコピーした内容を貼り付ける時に使用します。
私の場合は、左手親指でキーボード左下の【Ctrl】キーを押した状態で左手の人差し指で【S】キーを押すのが、やりやすいです。
このショートカットキーは汎用性が高く、WindowsだけでなくMacでも使えるアプリケーションが多いです。覚えておいて損はありません。
応用として、[形式を選択して貼り付け](【Alt】→【E】→【S】→【選択肢あり】)も大変便利ですので、やる気のある方は調べてみて下さい。
【使用頻度No.5】セルのコピー(複製)
ショートカットキーは【Ctrl】+【C】
※画像引用元:www.sharots.com
こちらはセルの値(データ)や計算式、書式をコピーします。貼付けと組み合わせると効果大!
私の場合の押し方は、キーボード左下の【Ctrl】キーを左手親指、【S】キーを左手の人差し指で押すのがやりやすいです。
このショートカットキーは汎用性が高く、WindowsだけでなくMacでも使えるアプリケーションが多いです。覚えておいて損はありません。
【使用頻度No.6】セルの切り取り(カット)
ショートカットキーは【Ctrl】+【X】
※画像引用元:www.sharots.com
セルの値(データ)や計算式、書式を切り取りします。貼付けと組み合わせると効果大!
私の場合は、左手の親指でキーボード左下の【Ctrl】キーを押したままにして左手の人差し指で【S】キーを押すのが、やりやすいです。
このショートカットキーは汎用性が高く、WindowsだけでなくMacでも使えるアプリケーションが多いです。覚えておいて損はありません。
3.【厳選】絶対覚えたい使用頻度が【低】のショートカットキー(5選)
【使用頻度No.7】全セル選択
ショートカットキーは【Ctrl】+【A】
※画像引用元:www.sharots.com
A1セルの左上にある全選択ボタンからでもできますが、このショートカットが楽です。
私の場合は、左手の親指でキーボード左下の【Ctrl】キーを押したままにして左手の人差し指で【S】キーを押すのが、やりやすいです。
このショートカットキーは汎用性が高く、WindowsだけでなくMacでも使えるアプリケーションが多いです。覚えておいて損はありません。
【使用頻度No.8】右のセルに移動
ショートカットキーは【Tab】
※画像引用元:www.sharots.com
移動は【Enter】キーでも可能ですが、エクセルの設定によっては下へ移動する場合もあり、確実に右へ移動できるのは【Tab】キーです。
私の場合は、左手の中指で【Tab】キーを押すのが、やりやすいです。
【Enter】キーで移動する方向の設定は「ファイル>オプション>詳細設定>編集設定>Enterを押したら、セルを移動する方向」から変更できます。
【使用頻度No.9】左のセルに移動
ショートカットキーは【Shift】+【Tab】
※画像引用元:www.sharots.com
移動は【←】キーでも可能ですが、手の移動量や画面から目を離さなくて済む、【Shift】+【Tab】キーが楽です。
私の場合は、左手の人差し指で【Shift】キーを押しながら左手の中指で【Tab】キーを押すのが、やりやすいです。
この二つのショートカットキーの汎用性が高くはありませんが、パソコンのウェブブラウザ(IE、Edge、Chrome、Safari、など)でフォーム入力する時に、前後の入力枠(ボックス)の移動にも使えますので、覚えておいて損はありません。
【使用頻度No.10】上のセル内容をコピー
ショートカットキーは【Ctrl】+【D】
※画像引用元:www.sharots.com
コピー&ペーストはショートカットキーを使ってもスリーアクション必要ですが、これならワンアクションでコピペできます。
私の場合は、左手の親指でキーボード左下の【Ctrl】キーを押したままにして、左手の人差し指で【D】キーを押すのが、やりやすいです。
【使用頻度No.11】左のセル内容をコピー
ショートカットキーは【Ctrl】+【R】
※画像引用元:www.sharots.com
こちらもスリーアクションが、ワンアクションで済みます。
私の場合は、左手の親指でキーボード左下の【Ctrl】キーを押したままにして、左手の中指で【R】キーを押すのが、やりやすいです。
この二つのショートカットキーの汎用性が高くはありません。Excel専用のショートカットキーですが、データ入力が多い方は覚えておくといいでしょう。
4.【効果】ショートカットキーを使うと、どれぐらい時短できるか
ファイルを保存する場合、メニューアイコンをクリックするのと、ショートカットキーを使う場合を比較すると以下の様な時間の差が生まれます。
- ・マウスでメニューのフロッピーアイコンを押す場合は2.5秒程度
- ・ショートカットキーのCtrl+Sを押す場合は0.5秒程度
よって2.5秒-0.5秒=2秒程度の差が生まれます。
この作業が一日に何回もおこなわれ、年間で生まれる差を計算してみると、
- ・ショートカットキー1回あたりの時短:2.0秒
- ・ショートカットキーの利用回数:一日100回
- ・一年間の労働日数:250日
と想定すれば、年あたりの時短は、2.0秒×100回×250日=50,000秒となり、時間に換算すると約14時間となります。
この様にショートカットキーだけで年間ひとりあたり約14時間の時短が夢ではありません。
もしパソコンを使う社員全員がショートカットを使えるようになれば、とても大きな時短効果が生まれると思いますので、全社で展開を進めれば会社のひとつの強みとなるでしょう。
4-1.キーボードを見ずに操作できるようになりたいショートカットキー
特に、以下のショートカットキーは、キーボードの左下に集まっているので、慣れれば見なくても操作できるようになりましょう。
作業コマンド | ショートカットキー |
---|---|
全てを選択 | 【Ctrl】+【A】 |
上書き保存 | 【Ctrl】+【S】 |
元に戻す | 【Ctrl】+【Z】 |
切り取り | 【Ctrl】+【X】 |
コピー | 【Ctrl】+【C】 |
貼り付け | 【Ctrl】+【V】 |
※画像引用元:www.sharots.com
5.【知識】ショートカットはメニューに表示あり
ショートカットキーはメニューを見ればわかります。下図はエクセルの編集メニューを開いたところですが
[切り取り]の横には"Ctrl+X"、[コピー]の横には"Ctrl+C"の様に、よく使われるものはショートカットキーが記載されています。
慣れないうちは忘れがちなので、ここで確認するのがオススメです。
6.【知識】【Ctrl】キーを楽に押す方法
【Ctrl】キーはキーボードの左下と右下にありますが、左下の【Ctrl】キーを左手の「親指」または「小指」で抑えるのが一般的です。
小指だけとか、親指だけとか、だと集中してストレスがかかりますので、両指でフレキシブルに押せるように練習すると、腱鞘炎や肩こりの予防にも繋がると思います。
ショートカット時に親指でキーボード左下の【Ctrl】キーを押す
ショートカット時にキーボード左下の【Ctrl】キーを左手の親指で押す場合は、親指を手の内側に捻じり込ませる感じにし、親指の爪で【Ctrl】キーを押す感じです。
普段はこの方法を主に使っています。体に対してキーボードの左が体に近くなるように置くと押しやすいです。
ショートカット時に小指でキーボード左下の【Ctrl】キーを押す
ショートカット時にキーボード左下の【Ctrl】キーを左手の小指で押す場合は、左手を左に捻じる感じにし、小指の腹で【Ctrl】キーを押す感じです。
【Ctrl】キー親指で押すのに疲れた場合はこの方法を使います。体に対してキーボードの右が体に近くなるように置くと押しやすいです。
【Ctrl】キーを押す方法は、手の大きさや指の長さの違いででそれぞれ押しやすい方法があると思いますので、自分に合ったやり方を探しましょう。
まとめ
このページでは、エクセルの「ショートカットキー」について、以下を解説してきました。
- ・使用頻度が高~低の絶対覚えたいショートカットキーは11種類ある
- ・キーボードを見ずに操作したいショートカットキーは、【Ctrl】+【A】/【S】/【Z】/【X】/【C】/【V】
- ・ショートカットキーを使うと、一人あたり年13.8時間も時短する可能性がある
- ・よく使うショートカットはメニューの中で表示されているので、参照して覚えていってほしい
- ・【Ctrl】キーを楽に押す方法はキーボード左下のボタンを親指か小指で押すのがおすすめ
ご理解いただけましたでしょうか?
次は、あなたが実際にエクセル上で実際に作業してみて下さい。 自分の手を動かすことが、パソコンスキル向上の近道です。
この記事は以上です。