【Excel】AMORLINC関数-各会計期における減価償却費を求める-


(約文字)

2020-03-18

  • Keyword
  • Excel
  • AMORLINC関数
  • 各会計期
  • 減価償却費

AMORLINC関数とは

エクセルの「AMORLINC関数(●カタカナ●:●英単語●)」は各会計期における減価償却費を返す関数です。

この関数は、フランスの会計システムのために用意されています。資産を会計期の途中に購入した場合、日割り計算による減価償却費が計上されます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=AMORLINC(取得価額,購入日,開始期,残存価額,期間,利率,[基準])

重要:日付は、DATE関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 例えば2020年3月18日を入力する場合は、DATE(2020,3,18) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。

引数必要性内容
取得価額必須資産を購入した時点での価格を指定します。
購入日必須資産を購入した日付を指定します。
開始期必須最初の会計期が終了する日付を指定します。
残存価額必須耐用年数が終了した時点での資産の価格を指定します。
期間必須会計期 (会計年度) を指定します。
利率必須減価償却率を指定します。
[基準][省略可]1年を何日として計算するかを表す数値を指定します。
基準日数を示す数値基準日数 (月/年)
0or省略360日(NASD方式)
1実際の日数
3365日
4360日(ヨーロッパ方式)

AMORLINC関数の解説

  • ・Excelでは、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。既定では、1900年1月1日がシリアル値1として保存され、2020年3月18日は1900年1月1日から43,908日後に当たるので、シリアル値は43908になります。
出典:Microsoft - Office サポート

AMORLINC関数の使用例

データ説明
3,000,000取得価額
2020/04/01購入日
2021/03/31最初の会計期が終了する日付
100,000残存価額
1期間
0.15減価償却率
1年の基準 (実際の日数)

上のデータに対する、最初の会計期の減価償却費を計算します

=AMORLINC(A2,A3,A4,A5,A6,A7,A8)

=450,000

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