【Excel】AVERAGEA関数-平均値を返す関数(数値/文字列/論理値を含む)-
約3~4分
(約1300文字)
2021-02-08
- Keyword
- Excel
- AVERAGEA関数
- 平均値
AVERAGEA関数とは
エクセルの「AVERAGEA関数」は平均値(数値/文字列/論理値を含む)を返す関数です。
AVERAGEA関数では、データの中心傾向((統計的分布における数値グループの中心位置)が評価されます。 中心傾向を表す最も一般的な指標には次の3つあります。
- 平均:演算によって求める平均値です。グループの各数値を加算し、それらの数値の個数で割ることにより計算します。例えば、2、3、3、5、7、10 の平均は、30を6で割った5です。
- メジアン:数値のグループの中で中央に当たる値です。メジアンより大きい数値と小さい数値の個数が半々になります。 例えば、2、3、3、5、7、10のメジアンは4です。
- モード:数値のグループの中で、最も頻繁に出現する数値です。 たとえば、2、3、3、5、7、10のモードは3です。
数値グループが対称分布の場合には、これら3つの中心傾向は同じ値になります。数値のグループが非対称分布の場合には、値が異なる場合があります。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=AVERAGEA(値1,[値2],...)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
値1 | 必須 | 平均値を求めたいセルorセル範囲を指定します。 |
値2 | [省略可] | 平均値を求めたいセルorセル範囲を指定します。値1を含めて最大255個の値が指定可能です。 |
AVERAGEA関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・引数には、数値、数値配列、数値を含む範囲を参照する名前orセル参照、数値を表す文字列、TRUEやFALSEの論理値を指定できます。
- ・引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象です。
- ・引数の TRUEは1と見なされ、FALSEは0(ゼロ)と見なされます。
- ・引数として指定した配列orセル参照に文字列が含まれる場合、これらは0(ゼロ)と見なされます。空白文字列("")も0(ゼロ)としてみなされます。
- ・引数に配列orセル範囲の参照を指定した場合、そこに含まれる値だけが計算の対象です。 配列orセル範囲の参照に含まれる空白セルと文字列は無視されます。
- ・エラー値or数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
- ・セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含めない場合は、AVERAGE関数/a><を使用します。
AVERAGEA関数の使用例
データ | 説明 |
---|---|
10 | |
7 | |
9 | |
2 | |
無効 |
"無効"の文字列を含むセルの平均値を求めます。("無効"を含むセルが掲載の対象になります。)
=AVERAGEA(A2:A6)
=5.6
関連する関数
-
AVERAGE関数:平均値を返す関数
AVERAGEA関数:平均値を返す関数(数値/文字列/論理値を含む)
AVERAGEIF関数:検索条件に一致する平均値(算術平均)を返す関数
AVERAGEIFS関数:複数の検索条件に一致する平均値(算術平均)を返す関数