【Excel】FORECAST関数-回帰直線を使い将来の値を計算または予測する-
約~分
(約文字)
2019-08-22
- Keyword
- Excel
- FORECAST関数
- 将来予測
- 直線補間
- 回帰直線
FORECAST関数とは
エクセルの「FORECAST関数(フォーキャスト)」は回帰直線を使い将来の値を計算または予測する関数です。
具体的には、回帰直線を使い指定したxの値に対する、yの値を予測します。
- ・将来の売上高を予測
- ・商品在庫量を予測
- ・消費動向などを予測
この様な場合に利用するのが「FORECAST関数」です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=FORECAST(x,既知のy, 既知のx)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
x | 必須 | 予測するyの値に対するxの値を、数値で示します。 |
既知のy | 必須 | 既知のyの値が入力されているセル範囲または配列を指定します。 |
既知のx | 必須 | 既知のxの値が入力されているセル範囲または配列を指定します。 |
ポイント
既存のxと既存のyから得られる回帰直線上で、xの値に対するyの値を予測します。
出典:Microsoft - Office サポート
FORECAST関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・xに数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・既知のyと既知のxで指定したセル範囲または配列が空白のとき、エラー値#N/Aが返されます。
- ・既知のyと既知のxで両者のデータ数が異なるときは、エラー値#N/Aが返されます。
- ・既知のxで指定したデータが変動しないとき、エラー値#DIV/0!が返されます。
FORECAST関数の使用例
xはセルA9、既知のyはセルB2~B6、既知のxはセルA2~A6に入力されている場合、以下の様に指定します。
=FORECAST(A9,B2:B6,A2:A6)
注意事項
注: Excel2016では、この関数が新しい Forecasting関数の一部として、FORECAST.LINEAR に置き換えられました。 下位互換性のために引き続き利用できますが、Excel 2016の新しい関数の使用を検討してください。
出典:Microsoft - Office サポート
より新しい「FORECAST.LINEAR関数」の利用を推奨します。
関連する関数
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