【Excel】GAMMA.DIST関数-ガンマ分布関数の値を返す関数-
約~分
(約文字)
2021-06-28
- Keyword
- Excel
- GAMMA.DIST関数
- ガンマ分布
GAMMA.DIST関数とは
エクセルの「GAMMA.DIST関数」はガンマ分布関数の値を返す関数です。
正規分布に従わないと見られる変数の分析を行うことができます。ガンマ分布は待ち行列分析などでよく使用されます。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
=GAMMA.DIST(x,α,β,関数形式)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
x | 必須 | 分布の評価に使用する値を指定します。 |
α | 必須 | 分布に対するパラメーターを指定します。 |
β | 必須 | 分布に対するパラメーターを指定します。β=1の場合、標準ガンマ分布の値が返されます。 |
関数形式 | 必須 | 計算に使用する関数の形式を指定します。TRUEを指定した場合は累積分布関数が返されます。FALSEを指定した場合は確率密度関数が返されます。 |
GAMMA.DIST関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・x、α、βに数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・x <0 の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
- ・α≦0またはβ≦0の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
- ・正の整数nに対して、α=n/2、β=2、関数形式=TRUEの場合は、自由度nにおける (1-CHISQ.DIST.RT(x)) と同じ値になります。
- ・αが正の整数の場合は、アーラン分布とも呼ばれます。
GAMMA.DIST関数の使用例
データ | 説明 |
---|---|
10.00001131 | 関数に代入する値 |
9 | 分布のαパラメーター |
2 | 分布のβパラメーター |
FALSEの累積引数を持つ上記データの中のx、α、βの値を使った確率密度を計算します。
=GAMMA.DIST(A2,A3,A4,FALSE)
=0.032639
TRUE の累積引数を持つ上記データの中のx、α、βの値を使った累積分布を計算します。
=GAMMA.DIST(A2,A3,A4,TRUE)
=0.068094
関連する関数
- GAMMADIST関数:ガンマ分布関数の値を返す関数
- GAMMA.DIST関数:ガンマ分布関数の値を返す関数
- GAMMAINV関数:ガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返す関数
- GAMMA.INV関数:ガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返す関数
- GAMMALN関数:ガンマ関数Γ(x)の値の自然対数を返す関数
- GAMMALN.PRECISE関数:ガンマ関数Γ(x)の値の自然対数を返す関数