【Excel】GAMMA.INV関数-ガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返す関数-
約~分
(約文字)
2021-07-01
- Keyword
- Excel
- GAMMA.INV関数
- ガンマ分布
- 累積分布関数
- 逆関数
GAMMA.INV関数とは
エクセルの「GAMMA.INV関数」はガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返す関数です。
p=GAMMA.DIST(x,...) の場合、GAMMA.INV(p,...) =xになります。この関数は、正規分布に従わないと見られる変数を分析する場合に使います。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
=GAMMA.INV(確率,α,β)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
確率 | 必須 | ガンマ分布における確率を指定します。 |
α | 必須 | 分布に対するパラメーターを指定します。 |
β | 必須 | 分布に対するパラメーターを指定します。β=1の場合、標準ガンマ分布の値が返されます。 |
GAMMA.INV関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・引数に文字列を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・確率<0、または確率>1の場合、エラー値#NUM!が返されます。
- ・α≦0またはβ≦0の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
- ・確率の値が指定されると、GAMMA.DIST(x, α, β, TRUE) = 確率となるような値xがシークされます。したがって、GAMMA.INV関数の精度はGAMMA.DIST関数の精度に依存します。GAMMA.INV関数では、反復計算の手法が利用されます。64回反復計算を繰り返しても計算結果が収束しない場合、エラー値#N/Aが返されます。
GAMMA.INV関数の使用例
データ | 説明 |
---|---|
0.068094 | ガンマ確率分布における確率 |
9 | 分布のαパラメーター |
2 | 分布のβパラメーター |
上のデータに対する、ガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を求めます。
=GAMMA.INV(A2,A3,A4)
=10.0000112
関連する関数
- GAMMADIST関数:ガンマ分布関数の値を返す関数
- GAMMA.DIST関数:ガンマ分布関数の値を返す関数
- GAMMAINV関数:ガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返す関数
- GAMMA.INV関数:ガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返す関数
- GAMMALN関数:ガンマ関数Γ(x)の値の自然対数を返す関数
- GAMMALN.PRECISE関数:ガンマ関数Γ(x)の値の自然対数を返す関数