【Excel】HYPGEOM.DIST関数-超幾何分布関数の値を返す関数-


(約文字)

2021-08-02

  • Keyword
  • Excel
  • HYPGEOM.DIST関数
  • 超幾何分布関数

HYPGEOM.DIST関数とは

エクセルの「HYPGEOM.DIST関数」は超幾何分布関数の値を返す関数です。

HYPGEOM.DIST関数は、指定された標本の成功数、指定された標本数、母集団の成功数、母集団の大きさの確率を返します。 有限母集団に関する問題に対しては HYPGEOM.DIST関数を使用します。ここでは、各観測は成功または失敗のいずれかです。また、指定された大きさの各サブセットは等尤度(とうゆうど)で選択されます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013

=HYPGEOM.DIST(標本の成功数,標本数,母集団の成功数,母集団の大きさ,関数形式)

重要:日付は、DATE関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 例えば2020年3月13日を入力する場合は、DATE(2020,3,13) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。

引数必要性内容
標本の成功数必須標本内で成功する数を指定します。
標本数必須標本数を指定します。
母集団の成功数必須母集団内で成功する数を指定します。
母集団の大きさ必須母集団全体の数を指定します。
関数形式必須計算に使用する関数形式を論理値で指定します。TRUE を指定すると累積分布関数の値が計算され、FALSE を指定すると確率密度関数の値が計算されます。

HYPGEOM.DIST関数の解説

  • ・引数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
  • ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・標本の成功数に負の数を指定した場合、または標本の成功数が標本数または母集団の成功数の少ない方よりも大きい場合、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・標本の成功数が 0 または (標本数 - 母集団の大きさ + 母集団の成功数) の大きい方よりも小さい場合、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・標本数に負の数を指定した場合、または標本数が母集団の大きさよりも大きい場合、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・母集団の成功数に負の数を指定した場合、または母集団の成功数が母集団の大きさよりも大きい場合、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・母集団の大きさに負の数を指定した場合、エラー値#NUM!が返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

HYPGEOM.DIST関数の使用例

データ説明
1標本の成功数
4標本数
8母集団の成功数
20母集団の大きさ

上のデータに対する、標本と母集団の累積超幾何分布関数の値を求めます。

=HYPGEOM.DIST(A2,A3,A4,A5,TRUE)

=0.4654

上のデータに対する、標本と母集団の確率超幾何分布関数の値を求めます。

=HYPGEOM.DIST(A2,A3,A4,A5,FALSE)

=0.3633

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