【Excel】MROUND関数-数値を指定値の倍数に丸める関数-
約~分
(約文字)
2020-12-10
- Keyword
- Excel
- MROUND関数
- 数値
- 倍数
- 切り上げ
- 切り捨て
MROUND関数とは
エクセルの「MROUND関数」は数値を指定値の倍数に丸める(切り上げor切り捨て)関数です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=MROUND(数値,倍数)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
数値 | 必須 | 丸めの対象となる数値を指定します。 |
倍数 | 必須 | 数値を四捨五入する倍数を指定します。 |
MROUND関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・数値を倍数で割った余りが倍数の半分以上の場合は、0から遠い方の値に丸められます。
- ・数値を倍数で割った余りが倍数の半分以下の場合は、0から近い方の値に丸められます。
- ・数値と倍数の引数には同じ符号が必要です。符号が一致しない場合は、#NUM!が返されます。
- ・倍数に10進値を指定すると、中間値の数値の丸めの方向が定義されません。例えば、MROUND(6.05,0.1) は6.0を返し、MROUND(7.05,0.1) は7.1を返します。
MROUND関数の使用例
10を最も近い3の倍数になるように丸めます。
=MROUND(10,3)
9
-10を最も近い-3の倍数になるように丸めます。
=MROUND(-10,-3)
-9
1.3を最も近い0.2の倍数になるように丸めます。
=MROUND(1.3,0.2)
1.4
5を最も近い-2の倍数になるように丸めます。
=MROUND(5, -2)
#NUM!(数値と倍数の符号が異なるのでエラー#NUM!が返されます。)
関連する関数
- FLOOR.PRECISE関数:数値を指定値の倍数に切り下げる関数
- CEILING.PRECISE関数:数値を指定値の倍数に切り上げる関数
- MROUND関数:数値を指定値の倍数に丸める関数