【Excel】VDB関数-ある期における資産の減価償却費を返す-
約~分
(約文字)
2020-06-01
- Keyword
- Excel
- VDB関数
- 資産
- 減価償却費
- 倍額定率法
VDB関数とは
エクセルの「VDB関数」はある期における資産の減価償却費(倍額定率法or指定した他手法)を返す関数を返す関数です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=VDB(取得価額,残存価額,耐用年数,開始期,終了期,[率],[切り替えなし])
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
取得価額 | 必須 | 資産を購入した時点での価格を指定します。 |
残存価額 | 必須 | 耐用年数が終了した時点での資産の価格を指定します。 この値は0になる場合があります。 |
耐用年数 | 必須 | 資産を使用できる年数(寿命)を指定します。 |
開始期 | 必須 | 減価償却費の計算の対象となる最初の期を指定します。 開始期は耐用年数と同じ単位で指定してください。 |
終了期 | 必須 | 減価償却費の計算の対象となる最後の期を指定します。 終了期は耐用年数と同じ単位で指定してください。 |
[率] | [省略可] | 減価償却率を指定します。省略すると、2を指定したと見なされ、倍額定率法で計算されます。倍額定率法を使用しない場合は、率を変更してください。倍額定率法の詳細は、DDB関数を参照してください。 |
[切り替えなし] | [省略可] | 減価償却費が定率法による計算結果より大きくなったときに、自動的に定額法に切り替えるかどうかを、論理値(TRUE/FALSE)で指定します。 |
重要:切り替えなし以外の引数には、必ず正の数を指定してください。
切替なしの指定 | 定額法への切り替え |
---|---|
TRUE | 行われない |
FALSEor省略 | 行われる |
VDB関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・切り替えなし以外の引数には、必ず正の数を指定してください。
VDB関数の使用例
データ | 説明 |
---|---|
\360,000 | 取得価額 |
\20,000 | 残存価額 |
10 | 耐用年数 |
上のデータに対する、1日目の減価償却費を求めます。
=VDB(A2,A3,A4*365,0,1)
=\197
上のデータに対する、1か月目の減価償却費を求めます。
=VDB(A2,A3,A4*12,0,1)
=\6,000
上のデータに対する、1年目の減価償却費を求めます。
=VDB(A2, A3, A4, 0, 1)
=\72,000
上のデータに対する、18か月目から30か月目までの減価償却費を求めます。ただし、倍額定率法を使う代わりに償却率を150%として計算します。
=VDB(A2,A3,A4*12,18,30,150%)
=\40,218