【Excel】YIELDDISC関数-米国財務省短期証券(TB)などの割引債の年利回りを求める-
約~分
(約文字)
2020-06-09
- Keyword
- Excel
- YIELDDISC関数
- 米国
- 財務省
- 短期証券
- TB
- 割引債
- 年利回り
YIELDDISC関数とは
エクセルの「YIELDDISC関数」は米国財務省短期証券(TB)などの割引債の年利回りを返す関数を返す関数です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=YIELDDISC(受渡日,満期日,現在価値,償還価額,[基準])
重要:日付は、DATE関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 例えば2020年6月9日を入力する場合は、DATE(2020,6,9) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
受渡日 | 必須 | 証券の受渡日を指定します。発行日以降に証券が買い手に引き渡される日付です。 |
満期日 | 必須 | 証券の満期日を指定します。証券の支払期日です。 |
現在価値 | 必須 | 額面100に対する証券の価値を指定します。 |
償還価額 | 必須 | 額面100に対する証券の償還額を指定します。 |
[基準] | [省略可] | 計算に使用する基準日数を示す数値を指定します。 |
基準日数を示す数値 | 基準日数 (月/年) |
---|---|
0or省略 | 30日/360日(NASD方式) |
1 | 実際の日数/実際の日数 |
2 | 実際の日数/360日 |
3 | 実際の日数/365日 |
4 | 30日/360日(ヨーロッパ方式) |
YIELDDISC関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・Excel では、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。 既定では、1900年1月1日がシリアル値1として保存され、2020年6月8日は1900年1月1日から43990日後に当たるので、シリアル値は43990になります。
- ・受渡日とは、債券などの証券の売買代金を決済した日付です。満期日とは、証券の支払期日です。たとえば、2020年1月1日に発行された30債券を、発行日の6か月後に購入したとします。この債券は、発行日が2020年1月1日、受渡日が2020年7月1日になり、満期日は、発行日の30年後に当たる2050年1月1日になります。
- ・受渡日、満期日、基準に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
- ・受渡日または満期日に無効な日付を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・現在価値≦0または償還価額≦0の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
- ・基準<0 または基準>4 の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
- ・受渡日≧満期日の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
YIELDDISC関数の使用例
データ | 説明 |
---|---|
2020年2月16日 | 受渡日 |
2020年3月1日 | 満期日 |
99.685 | 現在価値 |
10000 | 償還価額 |
2 | 基準 (実際の日数/360日) |
上のデータに対する、債券の利回りを求めます。
=YIELDDISC(A2,A3,A4,A5,A6)
=2553.839881
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