【Excel】BETA.DIST関数-β分布の累積分布関数の値を返す関数-
約~分
(約文字)
2021-02-18
- Keyword
- Excel
- BETA.DIST関数
- β分布
- 累積分布
BETA.DIST関数とは
エクセルの「BETA.DIST関数」はβ分布の累積分布関数の値を返す関数です。
β分布は、複数の標本を対象に、割合の変化を分析する場合などに使用します 例えば、複数の人が一日のうちにテレビを見ている時間の割合を算出するときに使用するのが「BETA.DIST関数」です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
=BETA.DIST(x,α,β,関数形式,[下限],[上限])
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
値 | 必須 | 区間A~Bの範囲内で、関数に代入する値を指定します。 |
α | 必須 | 確率分布のパラメーターαを指定します。 |
β | 必須 | 確率分布のパラメーターβを指定します。 |
関数形式 | 必須 | 計算に使用する関数形式を論理値で指定します。TRUEを指定すると累積分布の値が計算され、FALSEを指定すると確率密度の値が計算されます。 |
[下限] | [省略可] | 値の区間の下限の値を指定します。省略した場合は、0が使用されます。 |
[上限] | [省略可] | 値の区間の上限の値を指定します。省略した場合は、1が使用されます。 |
BETA.DIST関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・α≦0またはβ≦0の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
- ・x<A、x>B、または下限=上限の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
BETA.DIST関数の使用例
データ | 説明 |
---|---|
2 | 値 |
8 | α |
10 | β |
1 | 下限 |
3 | 上限 |
上のパラメーター値に対応する累積β確率密度関数の値を求めます。
=BETA.DIST(A2,A3,A4,TRUE,A5,A6)
0.6854706
上のパラメーター値に対するβ確率密度関数の値を求めます。
=BETA.DIST(A2,A3,A4,FALSE,A5,A6)
1.4837646
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