【Excel】BETA.INV関数-β分布の累積確率密度関数の逆関数の値を返す関数-


(約文字)

2021-02-22

  • Keyword
  • Excel
  • BETA.INV関数
  • β分布
  • 累積確率密度関数
  • 逆関数

BETA.INV関数とは

エクセルの「BETA.INV関数」はβ分布の累積確率密度関数の逆関数の値を返す関数です。

β分布は、プロジェクト計画などで期待される完了時間と公差を指定し、予想完了時間をモデル化する場合に使用できます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010

=BETA.INV(確率,α,β,[下限],[上限])

引数必要性内容
確立必須β分布における確率を指定します。
α必須確率分布のパラメーターαを指定します。0より大きい値を指定する必要があります。
β必須確率分布のパラメーターβを指定します。0より大きい値を指定する必要があります。
[下限][省略可]確立の区間の下限の値を指定します。省略した場合は、0が使用されます。
[上限][省略可]確立の区間の上限の値を指定します。省略した場合は、1が使用されます。

BETA.INV関数の解説

  • ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・α≦0またはβ≦0の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・確率≦0または確率>1の場合は、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・確率の値が指定されると、BETA.DIST(値,α,β,TRUE,上限,下限))=確率となるような値がシークされます。従って、BETA.INV関数の精度はBETA.DIST関数の精度に依存します。
出典:Microsoft - Office サポート

BETA.INV関数の使用例

データ説明
0.685470581β確率分布に伴う確率
8確率分布のパラメーター
10確率分布のパラメーター
1下限
3上限

上のパラメーター値に対応する累積β分布の確率密度関数の逆関数の値を求めます。

=BETA.INV(A2,A3,A4,A5,A6)

=2

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