【Excel】COUPDAYBS関数-利払期間の第1日目から受渡日までの日数を求める-


(約文字)

2020-03-19

  • Keyword
  • Excel
  • COUPDAYBS関数
  • 利払期間
  • 第1日目
  • 受渡日
  • 日数

COUPDAYBS関数とは

エクセルの「COUPDAYBS関数」は利払期間の第1日目から受渡日までの日数を返す関数です。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=COUPDAYBS(受渡日, 満期日, 頻度, [基準])

重要:日付は、DATE関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 例えば2020年3月19日を入力する場合は、DATE(2020,3,19) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。

引数必要性内容
受渡日必須証券の受渡日を指定します。発行日以降に証券が買い手に引き渡される日付です。
満期日必須証券の満期日を指定します。証券の支払期日です。
頻度必須年間の利息支払回数を指定します。年1回の場合は頻度=1、年2回の場合は頻度=2、四半期ごとの場合は頻度=4を指定します。
基準必須計算に使用する基準日数を示す数値を指定します。
基準日数を示す数値基準日数 (月/年)
0or省略30日/360日(NASD方式)
1実際の日数/実際の日数
2実際の日数/360日
3実際の日数/365日
430日/360日(ヨーロッパ方式)

COUPDAYBS関数の解説

  • ・Excelでは、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。既定では、1900年1月1日がシリアル値1として保存され、2020年3月19日は1900年1月1日から43,909日後に当たるので、シリアル値は43909になります。
  • ・受渡日とは、債券などの証券の売買代金を決済した日付です。 満期日とは、証券の支払期日です。例えば、2008年1月1日に発行された30年債券を、発行日の6か月後に購入したとします。この債券は、発行日が2008年1月1日、受渡日が2008年7月1日になり、満期日は、発行日の30年後に当たる2038年1月1日になります。
  • ・引数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
  • ・受渡日または満期日に無効な日付を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・頻度に 1、2、4 以外の数値を指定すると、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・基準<0or基準>4である場合、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・受渡日 ≧ 満期日である場合、エラー値#NUM!が返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

COUPDAYBS関数の使用例

データ説明
2020/3/19受渡日
2020/11/15満期日
2頻度(年2回)
1基準(実際の日数/実際の日数)

上のデータの債券に対する、利払期間の第1日目から受渡日までの日数を求めます。

=COUPDAYBS(A2,A3,A4,A5)

=125

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