【Excel】COUPNCD関数-受領日後の次の利息支払日を数値で求める-
約~分
(約文字)
2020-03-25
- Keyword
- Excel
- COUPNCD関数
- 受領日後
- 利息支払日
COUPNCD関数とは
エクセルの「COUPNCD関数」は受領日後の次の利息支払日を数値で返す関数です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=COUPNCD(受渡日,満期日,頻度,[基準])
重要:日付は、DATE関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 例えば2020年3月25日を入力する場合は、DATE(2020,3,25) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
受渡日 | 必須 | 証券の受渡日を指定します。 受渡日とは、発行日以降に証券が買い手に引き渡される日付です。 |
満期日 | 必須 | 証券の満期日を指定します。 満期日とは、証券の支払期日です。 |
頻度 | 必須 | 年間の利息支払回数を指定します。 年 1 回の場合は頻度 = 1、年 2 回の場合は頻度 = 2、四半期ごとの場合は頻度 = 4 を指定します。 |
[基準] | [省略可] | 計算に使用する基準日数を示す数値を指定します。 |
基準日数を示す数値 | 基準日数 (月/年) |
---|---|
0or省略 | 30日/360日(NASD方式) |
1 | 実際の日数/実際の日数 |
2 | 実際の日数/360日 |
3 | 実際の日数/365日 |
4 | 30日/360日(ヨーロッパ方式) |
COUPNCD関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・Excelでは、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。既定では、1900年1月1日がシリアル値1として保存され、2020年3月25日は1900年1月1日から43,915日後に当たるので、シリアル値は43915になります。
- ・受渡日とは、債券などの証券の売買代金を決済した日付です。 満期日とは、証券の支払期日です。例えば、2020年1月1日に発行された30年債券を、発行日の6か月後に購入したとします。この債券は、発行日が2020年1月1日、受渡日が2020年7月1日になり、満期日は、発行日の30年後に当たる2050年1月1日になります。
- ・引数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
- ・受渡日または満期日に無効な日付を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・頻度に1、2、4以外の数値を指定すると、エラー値#NUM!が返されます。
- ・基準<0or基準>4である場合、エラー値#NUM!が返されます。
- ・受渡日≧満期日である場合、エラー値#NUM!が返されます。
COUPNCD関数の使用例
データ | 説明 | |
---|---|---|
2020/3/25 | 受渡日 | |
2020/10/15 | 満期日 | |
2 | 頻度(年2回) | |
1 | 基準(実際の日数/実際の日数) |
上のデータの債券に対する、受渡日直後の利払日を求めます。
=COUPNCD(A2,A3,A4,A5)
=43936(この数値はセルの書式設定を日付にすると”2020/4/15”となる)
関連する関数
- COUPDAYBS関数:利払期間の第1日目から受渡日までの日数を求める
- COUPDAYS関数:受渡日を含む利払期間内の日数を求める
- COUPDAYSNC関数:受渡日から次の利払日までの日数を求める
- COUPNCD関数:受領日後の次の利息支払日を数値を求める
- COUPNUM関数:受領日と満期日の間に利息が支払われる回数を求める
- COUPPCD関数:受領日の直前の利息支払日を数値で求める