【Excel】OR関数-いずれかの条件(引数)が真かどうかを返す-


(約文字)

2020-07-13

  • Keyword
  • Excel
  • OR関数
  • ○○か○○
  • ○○又は○○

OR関数とは

エクセルの「OR関数」はいずれかの条件(引数)が真かどうかを返す関数です。

  • ・いずれかの条件(引数)が真である場合はTRUEを返す
  • ・いずれかの条件(引数)が真でない場合はFALSEを返す

この様な働きをするのが「OR関数」です。

OR関数の一般的な用途のひとつは、論理式を実行する他関数の実用性を高めることです。 例えば、IF関数は論理式を実行し、式がTRUEの場合はAの値を返し、FALSEの場合はBの値を返します。 OR関数をIF関数の引数として使用することで1条件だけでなく、複数条件をテストできるようになります。 例えば、あるリストの中に「20代」又は「30代」が何人含まれているかをテストすること等、が容易に計算出来ます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=OR (論理式1, [論理式2], ...)

引数必要性内容
論理式1必須TRUE又はFALSEに評価できるテスト対象の1つ目の条件を指定します。
論理式2[省略可]TRUE又はFALSEのいずれかに評価される可能性があるその他の条件(最大255条件)を指定します。

OR関数の解説

  • ・引数は、TRUEやFALSEなどの論理値に評価する必要があります。それ以外の場合は、論理値を含む配列または参照を指定する必要があります。
  • ・引数として指定した配列や参照に、文字列または空白セルが含まれる場合、これらの値は無視されます。
  • ・指定した範囲に論理値が含まれていない場合は、#VALUE!エラーが返されます。
  • ・OR配列数式を使用すると、配列内に値が出現しているかどうかを確認できます。配列数式を入力するには、【Ctrl】キー+【Shift】キーを押しならが【Enter】キーを押します。
出典:Microsoft - Office サポート

OR関数の使用例

OR関数を単独で使用する場合

セルA3が10より大きい、または (OR)、セルA4の値が1000より小さい場合はTRUEを表示し、それ以外の場合はFALSEを表示します。

=OR(A3>10,1000>A4)

IF関数と組み合わせて使用する場合1

セルA3の値が10より大きい、または (OR) 、セルA4の値が1000より小さい場合はセルA5の値を表示し、それ以外の場合は"範囲外の値です"というメッセージを表示します。

=IF(AND(A3>10,1000>A4),A5,"範囲外の値です")

IF関数と組み合わせて使用する場合2

セルA2の値が0より小さい、または (OR)、セルA2の値が50より大きい場合はセルA3の値を表示し、それ以外の場合は"範囲外の値です"というメッセージを表示します。

=IF(AND(A2<0,A2>50),A3,"範囲外の値です")

関連する関数

  • AND関数:いずれかの条件(引数)が真(TRUE)か偽(FALSE)かを返す
  • OR関数:いずれかの条件(引数)が真(TRUE)か偽(FALSE)かを返す
  • NOT関数:引数の論理値(真(TRUE)又は偽(FALSE))を逆にして返す
  • XOR関数:全て引数の排他的論理和を返す