【Excel】NOT関数-引数の論理値(TRUE又はFALSE)を逆にして返す-


(約文字)

2020-07-14

  • Keyword
  • Excel
  • NOT関数
  • 引数
  • 論理値
  • TRUE
  • FALSE
  • 逆に

NOT関数とは

エクセルの「NOT関数」は引数の論理値(TRUE又はFALSE)を逆にして返す関数を返す関数です。

NOT関数の一般的な用途の1つとして、論理式を実行する他の関数の実用性を高めることが挙げられます。 例えば、IF関数は論理式を実行し、式がTRUEに評価されるとある値を返し、FALSEに評価されると別の値を返します。 NOT関数をIF関数の論理式引数として使用することにより、1つの条件だけでなく、さまざまな条件をテストできます。

構文と引数

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=NOT(論理値)

重要:日付は、DATE関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 例えば2020年3月13日を入力する場合は、DATE(2020,3,13) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。

引数必要性内容
論理値必須TRUE又はFALSEのどちらかに評価できる値または式を指定します。

NOT関数の解説

  • ・論理式がFALSEの場合、NOT関数はTRUEを返します。
  • ・論理式がTRUEの場合、NOT関数はFALSEを返します。
出典:Microsoft - Office サポート

NOT関数の使用例

A2は、100よりも大きくありません

=NOT(A2>100)

50は1よりも大きく (TRUE)、かつ (AND) 50は100未満 (TRUE) なので、NOT関数は両方の引数をFALSEに反転させます。AND関数の場合、両方の引数がTRUEである必要があるので、if 関数のFALSEの結果を返します。

=IF(AND(NOT(A2>1),NOT(A2<100)),A2,"値は範囲外です")

100は0未満ではなく(FALSE)、100は50より大きい(TRUE) ので、NOT関数は引数をTRUEからFALSEに反転させます。OR関数の場合、1つの引数のみがTRUEである必要があるので、if関数のTRUEの結果を返します。

=IF(OR(NOT(A3<0),NOT(A3>50)),A3,"値は範囲外です")

関連する関数

  • AND関数:いずれかの条件(引数)が真(TRUE)か偽(FALSE)かを返す
  • OR関数:いずれかの条件(引数)が真(TRUE)か偽(FALSE)かを返す
  • NOT関数:引数の論理値(真(TRUE)又は偽(FALSE))を逆にして返す
  • XOR関数:全て引数の排他的論理和を返す